満身創痍は、全身が傷だらけであること。
ほうぼうから非難を受けて精神的に傷ついた状態を表す四字熟語です。
この記事では、「満身創痍」の意味や使い方、例文などについてわかりやすく解説します。
満身創痍の意味とは?
満身創痍とは、身体中が傷だらけである状態を表すことばです。
過酷な状況や困難に身をに置いた人が、多くの傷や打撃を受けた状態を示す表現として使われます。
「満身創痍」を構成する漢字「満」は全体、「身」は身体、「創」は傷、「痍」は傷ついた箇所を表します。
4つのの漢字の意味を合わせると。身体全体が傷だらけということになります。
このことばは比喩的に使われることも多く、精神的な傷を負っている状態も表します。
・同義語:百孔千瘡・疲労困憊
・対義語:無病息災・平穏無事
満身創痍ってどんなことを意味するの?
満身創痍は、漢字の意味から身体中が傷だらけである状態を表すことばです。
そう、身体中が傷だらけという意味だけど、身体の傷だでではなく、精神的にダメージを受けて傷ついている状態でも使うの。
満身創痍の使い方と例文
満身創痍はどのように使うのか、使い方や例文をみてみましょう。
満身創痍の使い方
「満身創痍」という言葉は、比較的形式的な文脈や文学的な表現で使われることが一般的です。
厳粛な文脈や深い意味を持つ場面で使われる言葉であるため、日常生活での使用は限られています。
- 健康や怪我の話題: 健康や怪我に関する話題で、「満身創痍」が使われることがあります。
例えば、「スポーツで満身創痍になったけど、頑張ってリハビリしている」のように使われます。 - 困難な経験や試練の説明: 困難な経験や試練を説明する際に、「満身創痍」が使われることがあります。
例えば、「彼は長い闘病生活を経て、満身創痍の身体を持ちながらも立ち上がった」のように使われます。
- 一般的な会話や日常的な言葉遣い: 「満身創痍」は比較的文学的な表現であり、一般的な会話や日常的な言葉遣いではあまり使われません。
例えば、友達との会話や仕事上のコミュニケーションなどで使うことは少ないです。 - 軽いトークや気軽な話題: 「満身創痍」は重い意味を持つ言葉であり、軽いトークや気軽な話題には不適切です。
例えば、食事や趣味の話題などで使うことはありません。
満身創痍は厳粛な文脈や深い意味を持つ場面で使われる言葉であるため、日常生活での軽いトークでの使用するのはふさわしくありません。
気をつけましょう!
満身創痍の例文
満身創痍は身体中が傷だらけの状態や、精神的にボロボロになっている状態を表す時に使います。
例文をみてみましょう。
長年の肉体労働で、彼は満身創痍の身体になってしまった。
・解説:この例文では、肉体労働によって身体的な疲労や損傷が蓄積され、その結果として「満身創痍」という表現が使われています。
日常生活での労働や運動によって起こる身体的な疲労や損傷を表現する際に使うことができます。
彼女は離婚後、満身創痍の心を癒すために旅に出た。
・解説: 離婚や失恋などの心の傷に苦しむ人が、新たな環境や経験を求めて旅に出る場合に、「満身創痍」という表現が使われます。
心の傷や苦しみを表す言葉として使うことができます。
仕事のストレスで満身創痍の精神状態になってしまった。
・解説: 仕事や生活上のストレスによって心理的な疲労や苦痛が生じる場合に、「満身創痍」という表現が使われます。ストレスや精神的な負荷によって生じる心の傷を表現する際に使うことができます。
交通事故で満身創痍の状態に陥ったが、頑張って回復している。
・解説: 交通事故などの災害や怪我によって身体的な損傷を受け、その結果として身体的な苦痛や傷が残る場合に、「満身創痍」という表現が使われます。
災害や怪我によって生じた身体的な傷を表現する際に使うことができます。
身体的、精神的にダメージを受けている状態を表す時に使えます。
弱っている人を表現することばだから、元気な人を表現する時にはつかえないので、注意しましょう。
満身創痍の同義語と対義語
満身創痍の意味や使い方がわかったところで、このことばと同じような意味を持つことばと反対の意味を表すことばを考えてみましょう。
満身創痍の同義語
満身創痍ということばと同じように傷ついて疲れている状態を表すことばがあります。
- 百孔千瘡(ひゃっこうせんそう):欠点や短所が数多くあること。傷だらけでぼろぼろの状態。
- 疲労困憊(ひろうこんぱい):疲れ果てた状態。
どのことばも疲れている感じがわかるね。
なるべくならこの状態にならないようにしたいなぁ〜
満身創痍の対義語
満身創痍が傷ついている状態であることに対し、元気で平穏な様子を表す満身創痍とは反対の意味をもつことばがあります。
- 無病息災(むびょうさくさい):特別に変わったことがなく、わざわいのない状態。
- 平穏無事(へいおんぶじ):おだやかで変わったことがない状態。
全身傷だらけでなく、いつも元気で穏やかに笑っていたいですね。
満身創痍の言い換え
満身創痍は、心身が傷だらけでボロボロの状態をあらわす四次熟語ですが、
日常生活ではなかなか使えませんね。
簡単に言い換えるどんな表現ができるのか考えてみましょう。
満身創痍を簡単な表現に置き換えると、どんな感じなのかな?
満身はかんたんに言うと「全身」、創痍は簡単にいうと「傷だらけ」だから、「全身傷だらけ」と言い換えることができます。
四次熟語の意味を良く理解した上で、噛み砕いて簡単に表現すると「全身きずだらけ」と言い換えることができます。
でも、全身は体だけでなく精神面も含むから注意してね。
満身創痍の言い換え文例
満身創痍は「全身きずだらけ」「心身ともにボロボロ」など簡単な表現で言い換えることができます。
- 彼は過酷な修行の末、全身傷だらけになってしまった。
- 登山中、彼はあちこち傷だらけになってしまったが、最後まで頑張った。
- 彼は職場のパワハラで心身ともにボロボロな状態になってしまった。
満身創痍の意味まとめ
満身創痍(まんしんそうい)は、身体中が傷だらけという意味をもつことばですが、
精神的にダメージを受けている時にも使われます。
忙しい毎日で「満身創痍」になりがちですが、できたら「平穏無事」で笑顔で過ごしたいですね。
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