「もどかしい」とは、「 思うようにならずいらいらする。じれったい。はがゆい。」という意味があります。
しかし、もどかしいの意味がわかったところで、その正しい使い方やシチュエーションを理解しておかないと、間違った解釈をしたまま恥ずかしい思いをするかもしれません。
そうならないように、この記事でもどかしいの意味に加えて、正しい使い方を例文も交えてわかりやすく解説しておりますので、最後まで読んでこれから活用できるようにしてくださいね!
今朝、電車が途中の駅で停車したまま動かなくなちゃって、もどかしかった〜。
待つしかなないものね。
「もどかしい」の意味とは?わかりやすく解説
「もどかしい」とは、もどかしいと読み、思うようにならずいらいらする。じれったい。はがゆい。という意味があります。
もどかしいの意味を辞書で調べると、このように解説されております。
【もどかしいの意味】
1 思うようにならずいらいらする。じれったい。はがゆい。
2 非難すべきである。気に入らない。
goo辞書より引用
「もどかしい」の意味
「もどかしい」とは、思い通りにならないことに対して、イライラしたり、焦ったりする気持ちを表す言葉です。何かがうまく進まなかったり、相手の行動が期待通りではないときに感じる「なんとかしたいのに、できない」という歯がゆい感情が「もどかしい」に該当します。心の中に少しの苛立ちや、待ちきれない気持ちが混じっていることが特徴です。
「もどかしい」の意味の概要
「もどかしい」という言葉は、自分の力ではどうにもできない状況や、他人の行動に対する不満を感じたときに使われます。例えば、誰かが自分の期待よりも遅いペースで行動しているときや、自分が何かを達成するのに時間がかかりすぎているときなどに感じる感情です。物事がうまくいかないときに「もっと早く進めたい」「もっとスムーズにいってほしい」と思っても、自分の思い通りにいかないことがもどかしさの原因となります。
「もどかしい」ってどんなことを意味するの?もう少し詳しく教えて!
もどかしいとは、自分の思い通りに進まないことや、状況がなかなか改善されないことに対して、焦りやいら立ちを感じることを意味します。何かを心待ちにしているときや、目標に向かって努力している最中などに、この気持ちを抱くことがあります。
「もどかしい」の語源や由来
もどかしいの語源や由来は以下のとおりです。
【もどかしいの語源や由来】
weblio辞書より引用
- 「もどかしい」の語源は、動詞の「もどく」だ。「もどく」を漢字表記すると「擬く」であり、まねる・似せる・なぞらえるという意味がある。
ちなみに、ひじきと豆腐で作った料理「がんもどき」は、「雁(がん)」を「擬く」という意味がある。がんもどきは元々精進料理だった。精進料理は肉が食せないことから、鳥の雁をまねて造られたことが由来だ。
もどかしい の語源や由来
「もどかしい」という言葉の語源は、古い日本語にさかのぼります。この言葉の元になったのは「もどく」という動詞で、「逆らう」や「反抗する」という意味を持っていました。この「もどく」が転じて、「うまくいかないことに対して逆らいたい気持ち」や「思い通りにならないことへの不満」を表すようになり、現在の「もどかしい」という意味に至ったとされています。
また、「もどかしい」という言葉は、昔から人々が感じる共通の感情を表しており、自分の思いがうまく伝わらないときや、相手の行動が遅くてイライラするといった、誰もが経験する場面で使われてきました。このように、「もどかしい」は人々の心の中にある「何とかしたいのにできない」という歯がゆい気持ちを表す言葉として、長い歴史を持っています。
「もどかしい」の使い方を例文でわかりやすく解説
それでは、「もどかしい」の正しい使い方を具体的にイメージできるようわかりやすい例文をご紹介します。
もどかしいってどういう場面で使ったりするの?
「もどかしい」は、日常生活のさまざまな場面で使われます。たとえば、友達がなかなか理解してくれないときや、自分が何かを伝えたいのに言葉にうまくできないときに「もどかしい」と感じることがあります。また、時間がないのに物事が進まない状況や、誰かが自分のペースについてきてくれないときなども「もどかしい」と表現します。このように、自分の意図や願いがうまく伝わらない、または実現しない状況で使われるのが「もどかしい」という言葉です。
「もどかしい」という言葉は、様々な場面で使うことができます。具体的には、以下のような場面があげられます。
- 友達が自分の言っていることをなかなか理解してくれないとき。
- 電車が遅れていて、早く目的地に着きたいのに待たされているとき。
- 仕事や宿題がなかなか終わらず、早く終わらせたいと思っているとき。
- 誰かが自分の期待よりも遅いペースで作業をしているとき。
- うまく言葉にできなくて、自分の気持ちを伝えられないとき。
「もどかしい」を使う際には、以下の点に注意しましょう。
- 相手に対して直接「もどかしい」と言うと、相手が不快に感じることがあるので注意が必要です。
- 「もどかしい」は、感情が高まっているときに使われることが多いため、冷静な場面では適さないことがあります。
- 自分の思い通りにならないことで感じる感情なので、過度に使うとネガティブな印象を与えることがあります。
もどかしいの例文①
友達が自分の意図を理解してくれず、思わず焦ってしまう場面です。
友達に何度も説明したけれど、なかなか伝わらなくてとてももどかしかった。
言いたいことが相手に伝わらないとスッキリしないわね。
何度も説明しているのに相手に伝わらないときに感じる、歯がゆい気持ちを表しています。
もどかしいの例文②
電車が遅れていて、早く目的地に着きたいのに待たされている場面です。
電車が遅れていて、早く着きたいのに動かなくてもどかしい気持ちになった。
時間に遅れてしまわないか心配になるわね。
電車の遅れによって、自分の思い通りにいかない状況に対する苛立ちを表しています。「
もどかしいの例文③
仕事が思うように進まず、時間だけが過ぎていく場面です。
仕事がなかなか終わらなくて、時間ばかり過ぎていくのがもどかしかった。
早く終わらないとイライラしちゃうわね。
仕事がスムーズに進まないことで感じる焦りやイライラを表しています。
「もどかしい」の言い換え表現を例文を使ってわかりやすく解説
「もどかしい」の言い換え表現として、「イライラする」や「焦る」を挙げることができます。これらの言葉は、日常でもよく使われる表現であり、「もどかしい」と似た意味を持っていますが、少しずつニュアンスが異なります。
【もどかしいの言い換え表現】
- イライラする
- 焦る(あせる)
「イライラする」の例文
「イライラする」は、自分の思い通りにならないことや待たされることで感じる不快な気持ちを表します。「もどかしい」と比べると、より感情的で強い苛立ちを意味することが多いです。
友達が自分の話を理解してくれず、何度も説明する場面です。
友達に何度も説明しているのに、全然伝わらなくてイライラした。
その気持わかる!イライラしちゃうわね。
「イライラする」は、「もどかしい」と比べて苛立ちの感情が強く出ていることがわかります。自分の説明がうまく伝わらないことに対して、より感情的になっている様子を表しています。
「焦る」の例文
「焦る」は、物事が思い通りに進まず、待つことに対して苛立ちを感じる言葉です。「もどかしい」と似ていますが、「焦る」は待つことに対する焦りや不安が強調されています。
電車が遅れていて、早く目的地に着きたいと思っている場面です。
電車がなかなか動かなくて、時間に間に合わないんじゃないかと焦った。
間に合わないんじゃないかと不安になるわね。
「焦る」は、「もどかしい」と同様に、物事が思うように進まないときの焦りを表していますが、特に待つことに対する感情が強調されています。
「もどかしい」の類義語
「もどかしい」の類義語として、以下の2つの言葉を紹介します。これらの言葉は「もどかしい」と似た感情を表すものであり、状況によって使い分けることができます。
【もどかしいの類義語】
goo辞書より引用
- じれったい:物事がなかなか思うようにならないので、いらいらして気持ちが落ち着かない。はがゆい。もどかしい。
- 歯歯がゆい(はがゆい) :思いどおりにならなくて、いらだたしい。もどかしい。
「じれったい」の例文
じれったい(じれったい)は、物事が思い通りに進まないことで感じる焦りやイライラを表す言葉です。特に、何かを待っているときや、思い通りにいかない状況で感じるもどかしさを強調しています。
友達が自分の頼みをなかなか聞いてくれない場面です。
友達に何度も繰り返しお願いしているに、全然やってくれなくてじれったかった。
どうしてすぐにやってくれないのかしら?
「じれったい」は、相手の行動が遅く、自分の期待に応えてくれないことに対して感じる焦りを表しています。「もどかしい」と同じく、うまく進まないことへの苛立ちが含まれていますが、「じれったい」はより焦りの感情が強いです。
「歯がゆい」の例文
歯がゆい(はがゆい) は、物事が自分の思い通りに進まないことで、もどかしさや悔しさを感じる気持ちを表します。「歯がゆい」は、自分が何かをしたくてもできない状況や、うまく伝わらないときに使われます。
自分の気持ちを伝えたいのに、言葉にできない場面です。
自分の気持ちをうまく言葉にできなくて、歯がゆい思いをした。
思ったことがうまく言葉にできない時もあるわよね。
「歯がゆい」は、自分の意図が伝わらずに感じる悔しさを表しています。「もどかしい」と似た感情ですが、「歯がゆい」は特に自分の力不足や言葉にできないことへの悔しさが強調されています。
「もどかしい」の対義語
「もどかしい」の明確な対義語はありませんが、反対の意味を持つ言葉として、以下の2つの言葉を挙げることができます。これらの言葉は「もどかしい」とは逆に、気持ちがすっきりしている状態を表します。
【もどかしいの対義語】
Yahoo知恵袋より引用
- 清々した(せいせいした)
- すがすがしい
「清々した」の例文
清々した(せいせいした)は、重荷が取れたような気持ちや、悩みが解決して心が軽くなった状態を表します。何かの問題が解決したり、ストレスの原因がなくなったときに使われます。
テストが終わり、勉強のプレッシャーから解放された場面です。
長い間準備していたテストが終わって、やっと清々した気持ちになった。
テストが終わって良かったわね。
「清々した」は、長く感じていたプレッシャーがなくなり、心が軽くなった状態を表しています。「もどかしい」とは反対に、気持ちがスッキリした様子です。
「すがすがしい」の例文
「すがすがしい」は、心や体が爽やかで元気な状態を表す言葉です。何かが終わった後や、朝の新鮮な空気を感じたときなど、気持ちが晴れやかで爽快なときに使われます。
山登りをして、頂上で新鮮な空気を感じた場面です。
山頂に着いて、心地よい風を感じながら景色を見渡すと、とてもすがすがしい気持ちになった。
綺麗な景色を見ていると心が洗われるわね。
「すがすがしい」は、自然の中で感じる爽やかさや、心が晴れた感じを表しています。「もどかしい」とは逆に、心の中にあるモヤモヤがなく、爽快な気持ちであることを示しています。
「もどかしい」の英語表現
「もどかしい」の英語表現として、「frustrating」や「impatient」を挙げることができます。これらの言葉は「もどかしい」の感情を英語で表現するものであり、シチュエーションによって使い分けることができます。
【もどかしいの英語】
DMM英会話より引用
- frustrating.:もどかしい、イライラする。
- impatient:気短な、イライラした、せっかちな
「frustrating」の例文
「frustrating」は、物事がうまくいかないときや、自分の思い通りにいかないときに感じる苛立ちやストレスを表します。「もどかしい」とほぼ同じような場面で使うことができます。
「もどかしい」を英語で表現した例文を教えて!
何度も友達に説明しているのに、理解してもらえない場面です。
"It was frustrating to explain the same thing to my friend over and over, but they still didn't understand."のように表現することができます。
日本語訳:友達に同じことを何度も説明したのに、まだ理解してもらえなくてもどかしかった。
「frustrating」は、自分の努力がうまくいかないときに感じる苛立ちを表しています。「もどかしい」と同じような感情を示し、特に相手が期待通りに理解してくれない場面で使われます。
「impatient」の例文
「impatient」は、何かが自分の思い通りに進まず、待つことに対する苛立ちや焦りを表します。「もどかしい」と似た感情で、特に待たされることに対する感情が強調されています。
「もどかしい」を英語で表現した例文をもう一つ教えて!
電車が遅れていて、早く目的地に着きたいと思っている場面です。
"I felt impatient as the train was delayed and I just wanted to get to my destination."のように表現することができます。
日本語訳:電車が遅れていて、早く目的地に着きたかったので焦る気持ちになった。
「impatient」は、待たされることに対する焦りや苛立ちを表しています。「もどかしい」と同じく、物事が思うように進まないことへの感情を示していますが、特に待つことに対する苛立ちが強調されています。
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