一言居士(いちげんこじ)の正しい意味と使い方5選!例文もわかりやすく解説

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「一言居士」とは、「何事にも、必ず何かひとこと言わなければ気のすまない人のこと。」という意味があります。

しかし、一言居士の意味がわかったところで、その正しい使い方やシチュエーションを理解しておかないと、間違った解釈をしたまま恥ずかしい思いをするかもしれません。

そうならないように、この記事で一言居士の意味に加えて、正しい使い方を例文も交えてわかりやすく解説しておりますので、最後まで読んでこれから活用できるようにしてくださいね!

ヒロト

どんなことにも首をつっこんで、何かいう人がいるよね。

コトハ

そうね。放おっておいて欲しい時もあるのにね。

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目次
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「一言居士」の意味とは?わかりやすく解説

「一言居士」とは、いちげんこじと読み、何事にも、必ず何かひとこと言わなければ気のすまない人のこと。という意味があります。

一言居士の意味を辞書で調べると、このように解説されております。

【一言居士の意味】

  • 何事にも、必ず何かひとこと言わなければ気のすまない人のこと。

    「居士」は、もとは出家した僧侶そうりょではなく、在家で仏教に帰依する男子の称。
    わが国では男子が死んだ後、戒名の下につける称号。

    ここでは「一言抉る(こじつける)」を人名になぞらえていったもの。「言」は「ごん」とも読む。
goo辞書より引用

「一言居士」の意味

一言居士(いちげんこじ)とは、どんな話題にも必ず自分の意見を言いたがる人を指す言葉です。自分の知識や意見に自信があり、どんな場面でも一言意見を述べないと気が済まない人を表します。必ずしもその意見が正しいとは限りませんが、本人は何かしら発言したくなる特徴があります。

「一言居士」の意味の概要

「一言居士」は、普段の会話や議論の場でよく使われる表現です。ポジティブな意味合いで使われる場合もありますが、時には少しおせっかいな印象を与えることもあります。例えば、会議や友人同士の会話で、誰かが意見を言うたびに自分も何かを追加で言いたくなる人に対して使われることが多いです。

ヒロト

「一言居士」ってどんなことを意味するの?もう少し詳しく教えて!

コトハ

一言居士とは、どんなことにも必ず自分の意見を言いたがる人のことを指します。 つまり、会話の中で自分の意見を言わずにはいられない、話の腰を折るようなことを言ってしまう人のことです。

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「一言居士」の語源や由来

一言居士の語源や由来は以下のとおりです。

【一言居士の語源や由来】

  • 「一言居士」は、元々「ひねくれた言い方をする人」を意味する「一言抉る(ひとことこじる)」という表現だったとされています。「一言抉る」の「抉る」に「居士」があてられるようになったのは、江戸の頃です。
  • 元々仏教用語である「居士」は、日本だと「出家をせずに、在家のまま仏教の修業をする男子」を意味していました。それが江戸時代になると、「居士」は男性が死亡した後の戒名の下につけられる称号として使われるようになります。

    こうした呼称が転じた結果、ある特徴を持った男性を揶揄するような意味合いで「○○居士」と呼ぶ風潮が生まれました。
Oggiより引用

一言居士」の語源や由来

一言居士(いちげんこじ)の語源は、もともと「一言抉る(ひとことこじる)」という表現から来ています。
この「一言抉る」とは、ひねくれた言い方をする人を指していました。「抉る」という言葉には、物事を鋭く指摘するという意味があり、それが少し皮肉めいた発言をする人を表すのに使われていたのです。

江戸時代に入ると、この「抉る」という言葉に仏教用語の「居士」が当てられるようになりました。もともと「居士」は、出家せずに在家で仏教の修行を続ける人を指していましたが、江戸時代には亡くなった男性に与えられる称号としても使われるようになりました。そこから、特定の性格や特徴を持つ人を少し揶揄する形で「○○居士」と呼ぶ風潮が生まれたのです。

このような経緯から、「一言居士」は「どんな場面でも一言意見を述べずにはいられない人」を指すようになり、現代でもこの意味で使われ続けています。

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「一言居士」の使い方を例文でわかりやすく解説

それでは、「一言居士」の正しい使い方を具体的にイメージできるようわかりやすい例文をご紹介します。

ヒロト

一言居士ってどういう場面で使ったりするの?

コトハ

「一言居士」は、仕事の会議や家庭内での会話、友人とのディスカッションなど、あらゆる場面で使われます。特に、何かに対して自分の意見を主張する場面で登場することが多く、褒め言葉としても、時には批判的なニュアンスで使われることもあります。

何にでも口出しする人

「一言居士」は、以下のようなシチュエーションで使うことが多いです。

一言居士がよく使われる場面の一例
  • 会議やディスカッションの場で、誰に対しても必ず意見を言いたがる人を指すとき。
  • 家族や友人との会話で、常に自分の意見を挟んでくる人について話すとき。
  • 仕事で何かを決める際に、他人の話に必ずコメントをする人に対して使うとき。
  • インターネット上で、どんな話題でも自分の意見を述べたがる人に言及するとき。
  • 集団で話し合いをしているときに、話題に関係なく一言言わずにはいられない人について話すとき。

「一言居士」を使う際には、以下の点に注意しましょう。

使う時の注意点
  • 皮肉や批判的な意味で使われることが多いため、相手を不快にさせないように気をつける。
  • 「一言居士」と呼ばれる人が必ずしも悪いわけではないため、状況や関係性を考慮して使う。
  • 日常的に使いすぎると、軽い冗談と捉えられず、誤解される可能性がある。

一言居士の例文①

この例文では、職場の会議でどんな話題にも必ず意見を述べたがる同僚を指して「一言居士」を使っています。意見を言うことは大事ですが、あまりに頻繁だと少し困惑させる場合もあります。

ヒロト

今日の会議、Zさん出席したんだよね。

コトハ

ええ。今日の会議でも、Zさんは一言居士ぶりを発揮して、全ての議題にコメントしていたわ。

ヒカル

この例文では、Zさんが毎回会議で意見を述べる人であることを「一言居士」という表現で伝えています。どんな議題にも必ず自分の意見を挟む様子を、少し皮肉を込めて説明しています。

一言居士の例文②

この例文では、家族の会話の中で必ず意見を言いたがる人を「一言居士」として描いています。日常の中でこういったキャラクターの人はよく見られます。

ヒロト

コトハのお父さんは、娘に厳しい?

コトハ

うーん、厳しくはないんだけど、父はいつも一言居士で、家族の話に必ず自分の意見を差し挟んでくるのよね。

ヒカル

この例文では、家庭内で何か話があると必ず意見を言わずにはいられない父親の様子を「一言居士」と表現しています。少しおせっかいな感じが伝わる内容です。

一言居士の例文③

この例文では、友人同士の会話で、何に対しても口を挟む友人を「一言居士」として使っています。軽い冗談としても使える表現です。

ヒロト

コトハの友人のU子さん、どんなことにも口を挟む人だよね。

コトハ

そうなのよ。U子は一言居士だから、どんな話題でも必ず何か言わないと気が済まないの。困っちゃうわ!

ヒカル

この例文では、友人がどんな話題にも必ず意見を言う性格であることを「一言居士」という言葉で表現しています。友人同士の軽い会話の中でも使える言い回しです。

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「一言居士」の言い換え表現を例文を使ってわかりやすく解説

「一言居士」という言葉には、他にも似たような意味を持つ言葉があります。ここでは、日常生活でよく使われる「一言居士」の言い換え表現を2つ紹介し、例文とともに詳しく解説していきます。

【一言居士の言い換え表現】

口うるさい人

おせっかいな人

「口うるさい人」の例文

「口うるさい人」は、「一言居士」を日常的に使う言い方に置き換えた表現です。
この言葉は、何かにつけて口を出してくる人や、細かいことまで注意してくる人を指します。厳しい指摘や注意をすることが多い場合に使われますが、「一言居士」と違って、より具体的に人の行動や態度に対して使われることが多いです。

この例文では、職場で同僚が何かにつけて指摘をしてくる様子を表しています。日常の仕事場で使える表現です。

ヒロト

Kさんに何を言われたの?

コトハ

たいした事ではないの。Kさんは本当に口うるさい人で、些細なことにも必ず何か言ってくるのよ。

ヒカル

この例文では、「一言居士」の言い換えとして「口うるさい人」が使われています。どんな小さなことでも指摘する姿を表しています。「一言居士」よりも、もう少し具体的に行動に焦点を当てたニュアンスがあります。

「おせっかいな人」の例文

「おせっかいな人」は、「一言居士」と似た意味合いで、余計な世話を焼いたり、必要以上に他人のことに口を出してしまう人を指します。
この表現は、少し迷惑がられることもあるけれど、相手を気にかけて行動する面も含まれます。「一言居士」と比べて、発言だけでなく行動にも焦点が当たることが多いです。

この例文では、友人がいつも余計なお世話を焼いてくる場面を表現しています。日常の会話や友人とのやり取りで使うことができます。

ヒロト

Gさんは本当におせっかいな人で、僕が何かしようとすると、毎回必ず口出ししてくるんだよ!

コトハ

たしかにそうね。ちょっとおせっかいかも。

ヒカル

「おせっかいな人」は、相手のことを心配して行動や発言をするけれど、それが時に迷惑になる場面を表しています。「一言居士」と似ていますが、こちらは発言だけでなく行動にも及ぶ場合が多いのが特徴です。

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「一言居士」の類義語

「一言居士」には、以下のような類語語があります。

【一言居士の類義語】

  • 一徹短慮(いってつたんりょ):一筋に思い込んでよく考えないこと。浅い考えでありながら頑なに曲げないこと。
  • 頑固一徹(がんこいってつ):非常に頑なで自分の考えや意見を変えないさま。
  • 漱石枕流(そうせきちんりゅう):自分の過ちを認めず、屁理屈や言い訳を並べて言い逃れをすること。
四字熟語の百科事典より引用

「一徹短慮」の例文

一徹短慮(いってつたんりょ)は、物事を深く考えずに自分の意見を貫こうとする人を表す言葉です。「一徹」は、意見を曲げずに一貫して主張することを意味し、「短慮」は物事を深く考えないことを指します。この言葉は、頑固に自分の意見を押し通すが、深い考えや配慮に欠ける人に使われます。

会議中、他の意見を聞かずに自分の考えを押し通そうとする同僚を表現しています。

ヒロト

Kさんの会議中の行動、ちょっと問題だよね。

コトハ

そうね。Kさんは一徹短慮で、どんな意見にも耳を貸さずに自分の主張だけを通そうとするからね。

ヒカル

この例文では、Kさんが他人の意見を全く聞かず、自分の考えだけを押し通す様子を「一徹短慮」という言葉で表現しています。「一言居士」と似ていますが、こちらは深く考えずに強情に自分の意見を押し通す点に焦点を当てています。

「頑固一徹」の例文

頑固一徹(がんこいってつ)は、意見を曲げずに自分の主張を頑なに守り続ける人を表す言葉です。「頑固」は柔軟性がなく、他人の意見を受け入れない性格を指し、「一徹」はその態度を一貫して続けることを意味します。自分の意見に固執する点で「一言居士」と共通していますが、こちらはさらに強い頑固さを表現します。

父親が何かを決めたら、絶対に考えを変えない様子を描いています。

ヒロト

コトハの一人暮らし、お父さんは、まだ許してくれないの?

コトハ

そう、いくら言ってもダメ。父は頑固一徹で、一度決めたことは誰が何を言っても変えることはないから。

ヒカル

この例文では、父親がどんな意見にも耳を貸さず、自分の決定を守り抜く姿を「頑固一徹」という表現で説明しています。「一言居士」と似ていますが、頑固さがより強調されている点が特徴です。

「漱石枕流」の例文

漱石枕流(そうせきちんりゅう)は、自分の間違いを認めず、誤りを押し通す姿を表す言葉です。この表現は中国の故事から来ており、間違って言ったことを後で無理やり言い訳して、自分を正当化しようとする人を指します。頑固に自分の主張を守ろうとする点で「一言居士」と共通しています。

先輩が自分の間違いを認めず、無理に言い訳をすることを話しています。

ヒロト

E先輩って、自分が間違っていても、平気でいるよね。

コトハ

そうなのよ。先輩は漱石枕流のように、自分の誤りを認めずに、無理やり話を合わせようとしてくるのよね!

ヒカル

この例文では、先輩が自分の間違いを認めずに無理に言い訳を続ける様子を「漱石枕流」という言葉で説明しています。「一言居士」との違いは、単に意見を述べるのではなく、自分の誤りを頑なに認めない点にあります。

「一言居士」の対義語

「一言居士」の明確な対義語はありませんが、反対の意味を持つ言葉として、以下に2つの言葉を紹介します。これらの表現は、相手に自分の意見を言わず、心の中に留めておくことを意味します。

【一言居士と反対の意味を持つ言葉】

胸の内を明かさない:自分の考えや気持ちを隠して、表に出さないこと。

腹に収める:怒りや不満などを我慢して、それを表に出さないこと。

「胸の内を明かさない」の例文

「胸の内を明かさない」とは、自分の考えや気持ちを他人に話さず、隠しておくことを意味します。どんなに意見があっても、それを言葉に出さずに静かにしている人に対して使われます。これは「一言居士」とは反対で、何も言わない人の態度を表します。

会議中、特に自分の意見を述べずに静かにしている同僚を表現しています。

ヒロト

Bさんって、会議中、何も言わないね。

コトハ

よくわからないけど、Bさんは胸の内を明かさないタイプで、会議中も何も発言しないのよね。

ヒカル

この例文では、Bさんが自分の意見を言わずに、会議中でも発言を控える姿を「胸の内を明かさない」という言葉で表現しています。「一言居士」とは対照的に、何も言わない静かな態度が強調されています。

「腹に収める」の例文

「腹に収める」とは、自分の意見や感情を人前で表さず、自分の中に留めておくことを意味します。言いたいことがあっても、あえて言わずに自分の中で処理することを示します。「一言居士」のように意見を積極的に言うのとは逆で、感情や意見を抑える態度を表現します。

友人が意見を言いたそうにしているけれど、言わずに我慢している場面を表現しています。

ヒロト

A子、何かいいたそうだったけど、黙っていたね。

コトハ

A子は、自分の考えを腹に収めて、みんなの話をじっと聞いていたんだと思うわ。

ヒカル

この例文では、友人が自分の意見を言わずに心の中に留めている様子を「腹に収める」という表現で説明しています。「一言居士」とは異なり、言いたいことがあってもそれを我慢している姿が強調されています。

「一言居士」の英語表現

「一言居士」の英語表現を辞書で調べると以下の通りです。

【一言居士の英語】

  • person who is ready to comment on every subject:どんなことでもすぐに意見を言いたがる人のこと。
  • ready critic:すぐ批判する人
weblio辞書より引用

「person who is ready to comment on every subject」の例文

「person who is ready to comment on every subject」は、どんな話題にも必ず何かを言いたがる人を意味します。「一言居士」と同じように、何かしらの意見を述べずにはいられない人を表す表現です。

会議中にどんなテーマにも意見を述べる同僚を表現しています。

ヒロト

「一言居士」を英語で表現した例文を教えて!

コトハ

"Tom is a person who is ready to comment on every subject during our meetings, no matter the topic."のように表現することができます。

日本語訳:トムは会議中、どんなテーマでも必ず意見を言いたがる一言居士だ。

ヒカル

この例文では、トムがどんな話題にも意見を言う人物であることを「person who is ready to comment on every subject」で説明しています。「一言居士」と同様に、常に何か発言したくなる性格が強調されています。

「ready critic」の例文

「ready critic」は、すぐに批判や意見を述べたがる人を意味します。この表現は、何かにつけてすぐに意見を述べ、特に他人の意見や行動に対して批判的な発言をする人を指します。「一言居士」と似ており、すぐにコメントしたり、評価したがる人に対して使われます。

家族の中で、何でも批判や意見を言う人を表現しています。

ヒロト

「一言居士」を英語で表現した例文をもう一つ教えて!

コトハ

"My sister is a ready critic, always finding something to say about everyone's decisions."のように表現することができます。

日本語訳:私の妹は何かとすぐに批判をする一言居士で、誰かの決定について必ず何か言いたがる。

ヒカル

この例文では、妹が家族の誰かの決定について常に批判や意見を述べたがる性格を「ready critic」という言葉で表現しています。「一言居士」と似た意味を持ち、何に対してもすぐに意見を言う姿を描いています。

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