犬も歩けば棒に当たる(いぬもあるけばぼうにあたる)とは?意味や使い方例文をわかりやすく解説

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「犬も歩けば棒に当たる」とは、「何かをしようとすると災難に遭うことがある」という意味と、「外に出歩くと意外な幸運に出会うことがある」という二つの意味があります。

しかし、犬も歩けば棒に当たるの意味がわかったところで、その正しい使い方やシチュエーションを理解しておかないと、間違った解釈をしたまま恥ずかしい思いをするかもしれません。

そうならないように、この記事で犬も歩けば棒に当たるの意味に加えて、正しい使い方を例文も交えてわかりやすく解説しておりますので、最後まで読んでこれから活用できるようにしてくださいね!

ヒロト

「犬も歩けば棒に当たる」ってラッキーなことに当たるってこと?

コトハ

そうね。そういう意味もあるけど、別の意味もあるのよ。

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目次
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「犬も歩けば棒に当たる」の意味とは?わかりやすく解説

「犬も歩けば棒に当たる」とは、いぬもあるけばぼうにあたると読み、「何かをしようとすると災難に遭うことがある」という意味と、「外に出歩くと意外な幸運に出会うことがある」という二つの意味があります。

犬も歩けば棒に当たるの意味を辞書で調べると、このように解説されております。

【犬も歩けば棒に当たるの意味】

  • 読み方:いぬもあるけばぼうにあたる
  • 1 何かをしようとすれば、何かと災難に遭うことも多いというたとえ。
  • 2 出歩けば思わぬ幸運に出会うことのたとえ。
weblio辞書より引用
ヒカル

「犬も歩けば棒に当たる」は相反する2つの意味を持つことに注意!!

「犬も歩けば棒に当たる」が持つ2つの意味とは?

「犬も歩けば棒に当たる」は、日常生活でよく耳にすることわざの一つです。このことわざには、大きく分けて2つの意味があります。

  1. 何かをしようとすれば、何かと災難に遭うことも多いという意味

    たとえば、新しいことを始めようとしたり、何か目標に向かって努力したりすると、思わぬトラブルに巻き込まれることがあるかもしれません。
    このことわざは、そのような経験を元に、物事がうまくいかないこともあるということを教えてくれています。

  2. 出歩けば思わぬ幸運に出会うこともあるという意味


    逆に、積極的に行動することで、思わぬ良い出会いがあったり、幸運が訪れることもあるという意味もあります。これは、じっとしているだけでは何も起こらないので、積極的に行動することが大切だということを示唆しています。

「犬も歩けば棒に当たる」の意味の概要

このことわざは、一見矛盾しているように思えますが、どちらも「行動すること」がキーワードになっています。つまり、行動すれば、良いことにも悪いことにも出会う可能性があるということです。

ヒロト

「犬も歩けば棒に当たる」ってどんなことを意味するの?もう少し詳しく教えて!

コトハ

犬も歩けば棒に当たるとは、日本のことわざで、「何かをしようとすると災難に遭うことがある」という意味と、「外に出歩くと意外な幸運に出会うことがある」という二つの意味があります。

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「犬も歩けば棒に当たる」の語源や由来

犬も歩けば棒に当たるの語源や由来は以下のとおりです。

【犬も歩けば棒に当たるの語源や由来】

  • 幸運説と災難説

    ことわざ「犬も歩けば棒に当たる」には2つの意味があり、度々、その元となった意味が議論されてきた。
  • 一つは、「何か物事をしようとする者は、それだけに何かと災難に会うことも多いものだ」という意味である。この場合は、「棒に当たる」は「棒に打たれる」という意味となる。

    JapanKnowledgeによれば、最も古い「不運」を意味する方の「犬も歩けば棒に当たる」の使用例は1758年の浄瑠璃・蛭小島武勇問答の一節であるとされている。その元となった意味として、書籍『人間通になるためのことわざ学入門』では、「犬でさえふらふら歩き回ると棒で殴られるような酷い目に遭う」という方を紹介し、「棒に当たる」は「棒で殴られる」「偶然に出会う」の2つの意味を内包していると解釈し、こちらを元の意味だとしている。
  • もう一つは、「出歩けば思わぬ幸運に当たる」という意味である。

    JapanKnowledgeによれば、最も古い「幸運」を意味する方の「犬も歩けば棒に当たる」の使用例は1705年の雑俳・三番続の一節とされている。江戸時代には、「棒に当たる」は「何かに偶然遭遇する」という意味で解釈されていたことがその由来だとされている。
Wikipediaより引用

「犬も歩けば棒に当たる」の語源・由来

ことわざ「犬も歩けば棒に当たる」には、「災難に遭う」と「幸運に出会う」という2つの異なる意味があります。このことわざは、それぞれの意味を持つようになった歴史的背景があるため、どちらの解釈が正しいのかがしばしば議論されてきました。

まず、災難に遭うという意味では、「犬が歩いていると棒で叩かれることもある」という解釈が語源です。この「棒に当たる」は、犬が棒で打たれる様子を指し、行動することで不運に見舞われることを示唆しています。この意味での使用例は、1758年の浄瑠璃『蛭小島武勇問答』に見られます。ここでは、犬が不用意に歩き回ると、人に追い払われてしまう様子を表現しており、積極的に行動することが必ずしも良い結果をもたらさないことを教えています。

もう一方で、「犬も歩けば棒に当たる」は、幸運に出会うという意味でも解釈されています。この場合、「棒に当たる」は「何かに偶然遭遇する」という意味で使われます。最も古い例としては、1705年の雑俳『三番続』にこの解釈が見られ、江戸時代には行動することで思わぬ幸運に巡り会う可能性があることを示すことわざとして親しまれていました。

このように、「犬も歩けば棒に当たる」は、行動を起こすことによって予期しない出来事が起こることを伝えることわざであり、災難と幸運の両方の可能性を含んでいます。それぞれの解釈が時代背景や文脈によって変わるため、使われる場面によってどちらの意味で用いるかを考慮する必要があります。

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「犬も歩けば棒に当たる」の使い方を例文でわかりやすく解説

それでは、「犬も歩けば棒に当たる」の正しい使い方を具体的にイメージできるようわかりやすい例文をご紹介します。

ヒロト

犬も歩けば棒に当たるってどういう場面で使ったりするの?

コトハ

「犬も歩けば棒に当たる」は、リスクがあることを伝える際や予期せぬ出来事に驚いたとき、新しい経験が良い結果につながったときなどに使われます。

犬を歩けば棒に当たる

「犬も歩けば棒に当たる」は、以下のような場面で使われます。

犬も歩けば棒に当たるがよく使われる場面の一例
  • 新しいことに挑戦するとき: 新しいプロジェクトや趣味に取り組む際に、思わぬ出来事があることを予測する場合。
  • 行動力を評価するとき: 積極的に行動することで予期しない成果が得られることを強調する場合。
  • トラブルに巻き込まれたとき: 行動した結果、予期せぬ問題や困難に直面したとき。
  • 偶然の幸運を手に入れたとき: ふとした行動が思わぬ幸運につながった場合。
  • リスクを伝えるとき: 何かを始めるときに、その行動にはリスクも伴うことを伝えたい場合。

「犬も歩けば棒に当たる」を使う際には、以下の点に注意しましょう。

使う時の注意点
  • 文脈を確認する: 「犬も歩けば棒に当たる」は、状況によって災難や幸運のどちらの意味になるかが変わるため、使う際は文脈を考慮することが重要です。
  • 相手の理解を確認する: このことわざの意味を相手が理解しているかどうかを確認することが必要です。
  • 場面に応じた使い方: フォーマルな場面や相手の立場によっては、適切な表現を選ぶことが求められます。

犬も歩けば棒に当たるの例文①

この例文では、新しいことに挑戦する際のリスクを伝える場面で使われています。

ヒロト

今度、新しい事業に挑戦しようと思ってるんだ!

コトハ

新しい事業に挑戦するのはいいけど、犬も歩けば棒に当たるから、しっかりとリスクを考えておいたほうがいいわよ。

ヒカル

この例文は、新しいことを始めるときに、予期せぬ困難がある可能性を示唆しています。積極的な行動の重要性とともに、慎重な準備も大切であることを伝えています。

犬も歩けば棒に当たるの例文②

この例文では、予期せぬ幸運に出会った場面で使われています。

ヒロト

あれ?コトハ何かいいことあった?

コトハ

ええ。散歩に出かけたら、犬も歩けば棒に当たるで、偶然昔の友人に再会したのよ。久しぶりに会えて嬉しかった!

ヒカル

この例文は、何気なく外に出かけた結果、思いがけない幸運に出会ったことを示しています。積極的に行動することの良い面を強調しています。

犬も歩けば棒に当たるの例文③

この例文では、行動した結果、困難な状況に直面したことを説明しています。

ヒロト

Fさん暗い顔してたけど、どうしたの?

コトハ

彼は新しい業務に手を出したけれど、犬も歩けば棒に当たるで、思いがけないトラブルに巻き込まれてしまったらしいわ。

ヒカル

この例文は、新しい業務に取り組むことのリスクを示しています。行動することには予期せぬ問題もあるため、計画的なアプローチが必要であることを伝えています。

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「犬も歩けば棒に当たる」の類語・言い換え表現を例文を使ってわかりやすく解説

「犬も歩けば棒に当たる」の類語や言い換え表現には、以下のようなものがあります。それぞれの言葉は微妙に異なるニュアンスを持ち、使われる場面も異なります。

【犬も歩けば棒に当たるの類語・言い換え表現】

  • 怪我の功名(けがのこうみょう):思わぬ失敗や災難が、かえって良い結果をもたらすこと。
  • 思い立ったが吉日(おもいたったがきちじつ):何かを始めようと思ったら、その日が行動する良い日であるということ。
  • 歩く足には泥がつく(あるくあしにはどろがつく): 行動を起こすことで何かしらの困難や障害に直面すること。
  • 触らぬ神に祟りなし(さわらぬかみにたたりなし): 余計なことに手を出さなければ、面倒なことに巻き込まれないということ。
Domaniより引用


怪我の功名」の例文

「怪我の功名」は、思わぬ失敗や災難が、かえって良い結果をもたらすことを意味します。

一見不運に見える出来事が、結果的に良い方向に転じることを指します。「犬も歩けば棒に当たる」の幸運の意味に近い表現です。

ヒロト

今回のプロジェクト、途中でダメになってしまったね。

コトハ

そうね。プロジェクトは途中で行き詰まってしまったけど、怪我の功名で新しいパートナーと出会えたわ。

ヒカル

この例文では、「怪我の功名」が不運から幸運に転じた状況を示しています。「犬も歩けば棒に当たる」の幸運に関する意味を強調しています。

「思い立ったが吉日」の例文

「思い立ったが吉日」は、何かを始めようと思ったら、その日が行動する良い日であるということを意味します。

行動することの重要性を強調する言葉で、「犬も歩けば棒に当たる」の積極的に動くことを良しとする意味と関連しています。

ヒロト

旅行に行きたいと思っているんだけど・・・。

コトハ

思い立ったが吉日よ。すぐに計画を立てて実行に移したほうがいいわ。

ヒカル

ここでは、「思い立ったが吉日」が、行動を起こすことの大切さを示しています。「犬も歩けば棒に当たる」の行動を促す意味と関連しています。

「歩く足には泥がつく」の例文

「歩く足には泥がつく」は、行動を起こすことで何かしらの困難や障害に直面することを意味します。

行動にはリスクが伴うことを示し、「犬も歩けば棒に当たる」の災難の意味と関連します。

ヒロト

新しい市場に参入しようと思っているんだ。

コトハ

新しい市場に参入するのは良いげど、歩く足には泥がつくことも覚悟しておかないといけないと思う。

ヒカル

この例文は、「歩く足には泥がつく」を使って、行動にはリスクが伴うことを伝えています。「犬も歩けば棒に当たる」の災難に関する意味を表現しています。

「触らぬ神に祟りなし」の例文

「触らぬ神に祟りなし」は、余計なことに手を出さなければ、面倒なことに巻き込まれないということを意味します。

行動を控えることでリスクを避けることを教える表現です。

ヒロト

AさんとBさん、なんだか険悪な雰囲気なんだけど、何か言った方がいいかな?

コトハ

いいえ。その問題には関わらない方がいいわ。触らぬ神に祟りなしよ。

ヒカル

この例文では、「触らぬ神に祟りなし」を使って、リスクを避けるために行動を控えるべきだと伝えています。「犬も歩けば棒に当たる」とは異なる視点で、行動しないことの利点を示しています。

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「犬も歩けば棒に当たる」の対義語


「犬も歩けば棒に当たる」は、「何か行動を起こせば、必ずしも良い結果になるとは限らない」という悲観的な意味と、全く逆の「何か行動を起こせば必ず良い結果が得られる」という楽観的な意味の2つの意味を持つ言葉であるため、明確な対義語はありません

「犬も歩けば棒に当たる」の英語表現

「犬も歩けば棒に当たる」の英語表現を辞書で調べると以下の通りです。

【犬も歩けば棒に当たるの英語】

  • The dog that trots about finds a bone.:歩き回る犬は骨を見つける。
  • Every dog has his day.:どんな犬にも良い日は来る。
weblio辞書より引用

The dog that trots about finds a bone.」の例文

あちこち動き回る犬は骨を見つけることがある。積極的に行動することで、思わぬ幸運に恵まれることを示しています。

この表現は「犬も歩けば棒に当たる」の幸運に出会う側面を強調しています。

ヒロト

「犬も歩けば棒に当たる」を英語で表現した例文を教えて!

コトハ

"You should attend more networking events. The dog that trots about finds a bone."のように表現することができます。

日本語訳: もっとネットワーキングイベントに参加してみたら?あちこち動き回る犬は骨を見つけるものだよ。

ヒカル

この例文では、積極的に行動することで新しい機会や幸運に巡り合える可能性があることを示しています。ネットワーキングイベントに参加することを促し、行動することの重要性を伝えています。

Every dog has his day.」の例文

すべての犬にはその日が来る。誰にでもいつかは良い日が巡ってくることを意味し、思いがけない幸運が訪れる可能性を示しています。

この表現は「犬も歩けば棒に当たる」の幸運の要素を表現していますが、行動に対する直接の関係は示していません。

ヒロト

「犬も歩けば棒に当たる」を英語で表現した例文をもう一つ教えて!

コトハ

"Don't be discouraged by your recent failures. Every dog has his day."のように表現することができます。

日本語訳: 最近の失敗に落ち込まないで。誰にでもいつかは良い日が来るものだよ。

ヒカル

この例文は、誰にでも良い日が訪れることを励ましとして使っています。最近の失敗を気にせず、希望を持つことを勧めています。

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