忸怩たる思い(じくじたるおもい)の正しい意味と使い方5選!例文もわかりやすく解説

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「忸怩たる思い」とは、「自ら恥じ入る気持ちに駆られること」という意味があります。

しかし、忸怩たる思いの意味がわかったところで、その正しい使い方やシチュエーションを理解しておかないと、間違った解釈をしたまま恥ずかしい思いをするかもしれません。

そうならないように、この記事で忸怩たる思いの意味に加えて、正しい使い方を例文も交えてわかりやすく解説しておりますので、最後まで読んでこれから活用できるようにしてくださいね!

ヒロト

よく政治家が謝罪場面で、「忸怩たる思いです。」って発言してるよね。

コトハ

そうね。勘違いしている人も多いけど、本来の意味は自分のことを恥じているってことなのよ。

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目次
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「忸怩たる思い」の意味とは?わかりやすく解説

「忸怩たる思い」とは、じくじたるおもいと読み、自ら恥じ入る気持ちに駆られること。という意味があります。

忸怩たる思いの意味を辞書で調べると、このように解説されております。

【忸怩たる思いの意味】

  • 自ら恥じ入る気持ちに駆られること。またはそのような感情。

    「忸怩」(じくじ)は自分の言動を恥じること。
weblio辞書より引用

「忸怩たる思い」の意味

「忸怩たる思い」とは、自分の行いや過ちに対して強い恥ずかしさを抱くことを意味します。これは、他人に対して恥を感じるというよりも、自分自身の中で自らを責める感情が強く表れる場合に使われる表現です。

ヒロト

「忸怩たる思い」ってどんなことを意味するの?もう少し詳しく教えて!

コトハ

忸怩たる思い(じくじたるおもい)とは、深く恥じ入る気持ちのことです。何か悪いことをしてしまい、心の底から申し訳なく思っていることを表現することばです。

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「忸怩たる思い」の語源や由来

忸怩たる思いの語源や由来は以下のとおりです。

【忸怩たる思いの語源や由来】

  • 「忸怩」のそれぞれの漢字について、「忸」は恥ずかしく思う、「怩」は恥じ入る、恥じらうことを表します。

    同じような意味の漢字を二つ重ねることで、意味を強調しているのです。
マイナビニュースより引用

「忸怩たる思い」の語源や由来

「忸怩たる思い」という言葉は、二つの漢字「忸」と「怩」に由来します。
この二つの漢字はどちらも「恥ずかしい」や「後ろめたい」という意味を持ち、心の中で自分自身を責める感情を表現するのに使われます。

「忸」(じく)という漢字は、何かをしたことに対して心の中で強く恥じる気持ちを意味し、「怩」(じ)という漢字も同様に、自分の行動や考えに対して心の中で後ろめたさや恥じ入る気持ちを感じる様子を表します。この二つの漢字が組み合わさることで、「忸怩たる思い」という表現が生まれました。

この言葉は、自分の行いや言葉を深く恥じ入り、自責の念を感じる場面で使われます。

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「忸怩たる思い」の使い方を例文でわかりやすく解説

それでは、「忸怩たる思い」の正しい使い方を具体的にイメージできるようわかりやすい例文をご紹介します。

ヒロト

忸怩たる思いってどういう場面で使ったりするの?

コトハ

「忸怩たる思い」は、ビジネスや学業、日常生活の様々な場面で使われます。例えば、仕事での失敗や、約束を守れなかったときなど、他人に対する責任感や、自分自身への厳しさを感じる状況で使われることが多いです。

忸怩たる思い

「忸怩たる思い」という言葉は、次のような場面で使うことができます。

忸怩たる思いがよく使われる場面の一例
  • 大事な仕事でミスをしてしまったとき:自分のミスが原因でプロジェクトが失敗したり、周囲に迷惑をかけたときに強く感じることがあります。
  • 友人や家族との約束を守れなかったとき:自分の行動が期待に応えられず、相手に迷惑をかけてしまったときに抱く感情です。
  • 試験や競技で実力を発揮できなかったとき:期待された結果を出せなかったときの恥ずかしい思いを表現します。
  • 自分の言動が他人に傷つけてしまったとき:後からその言動を振り返り、深く恥じ入り反省する場面で使用します。
  • 信頼されている立場で失敗したとき:上司や同僚、部下からの信頼を裏切るような行動をしてしまった場合に、自分を責める気持ちを表すのに使えます。

「忸怩たる思い」を使う際には、以下の点に注意しましょう。

使う時の注意点
  • 強い後悔や恥じらいの感情を伴う場面で使う:単なる失敗やミスではなく、深く自分を責めるような状況に適しています。
  • 他人に対しての反省ではなく、自分自身に対する反省を表す:他人を責めるのではなく、自分自身の行動に対する反省の気持ちを表現する言葉です。
  • 日常会話ではやや堅い表現:普段の会話では少し硬い言い回しになるため、正式な場面や文章で使うことが多いです。

忸怩たる思いの例文①

この例文は、仕事で重要なプレゼンテーションに失敗し、会社やチームに迷惑をかけた状況で「忸怩たる思い」を感じている場面を表しています。

ヒロト

今回のプロジェクト、失敗しちゃったんだね。

コトハ

プレゼンテーションで重大なミスをしてしまい、プロジェクト全体に悪影響を与えてしまった。私は、チームのみんなに申し訳なくて忸怩たる思いでいっぱいよ。

ヒカル

この例文では、仕事での失敗が他人に大きな影響を与えたときの強い自責の念を表現しています。「忸怩たる思い」を使うことで、自分がどれほど深く恥じているかが強調されています。

忸怩たる思いの例文②

この例文は、試験で期待していた結果を出せなかった人が、その結果を自分の努力不足だと感じている場面を表しています。

ヒロト

試験に向けて十分な準備をしていなかったことが原因で、望んでいた成績を取ることができなかった。自分の甘さを痛感し、忸怩たる思いでいっぱいだ。

コトハ

試験、残念だったわね。今回の反省を活かして次回は頑張ってね。

ヒカル

この例文では、「忸怩たる思い」を使うことで、自分自身の行動を深く恥じていることが強調されています。

忸怩たる思いの例文③

この例文は、友人との約束を破ってしまい、そのことで友人を傷つけてしまった人が抱く気持ちを表しています。

ヒロト

コトハ元気ないけど、どうしたの?

コトハ

映画に行く約束を忘れてしまい、彼に大きな迷惑をかけてしまって、そのことが心に引っかかり、忸怩たる思いを抱えているの。

ヒカル

この例文では、友人に対する失敗に対して恥じ、反省していることを表現しています。

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「忸怩たる思い」の言い換え表現を例文を使ってわかりやすく解説

「忸怩たる思い」は以下のような日常的な言葉に言い換えることができます。

【忸怩たる思いの言い換え表現】

  • 我ながら恥ずかしい
  • 我ながら情けない

「我ながら恥ずかしい」の例文

「我ながら恥ずかしい」という表現は、自分がしたことや言ったことが、自分でも恥ずかしいと感じるときに使います。これは、「忸怩たる思い」と同じように、自分の行動や言動に対して強い羞恥心を抱く場面で使えます。

この例文では、友人との会話で、つまらない冗談を言ってしまい、その後で強い羞恥心を感じた場面を描いています。

ヒロト

Hさん、コトハの冗談、面白がっていたよ。

コトハ

ダメ!Hさんに失礼な冗談を言ってしまい、我ながら恥ずかしいと思っているんだから!

ヒカル

この例文では、自分の不適切な発言に対する羞恥心を「我ながら恥ずかしい」という言葉で表現しています。「忸怩たる思い」と比べると、この表現はより軽い場面でも使えるため、日常のちょっとしたミスや過ちに対しても適しています。

「我ながら情けない」の例文

「我ながら情けない」という表現は、自分の行動や結果が期待に達していないと感じ、それに対して自分自身に失望する時に使います。この表現も、「忸怩たる思い」と同じように、自分に対する厳しい反省を込めた表現です。

この例文では、仕事で簡単なミスを犯してしまい、その結果に対して自分に強い失望を感じた場面を表しています。

ヒロト

あれ、コトハ落ち込んでるの?

コトハ

ええ。簡単な書類のチェックを怠ってしまい、重大なミスを引き起こしてしまった。我ながら情けない気持ちでいっぱいよ。

ヒカル

この例文では、自分のミスに対する反省を「我ながら情けない」という言葉で表現しています。「忸怩たる思い」に比べて、この表現は少し柔らかい印象を与えますが、それでも自分に対する厳しい反省を表すことができます。特に、自分の期待に応えられなかった時に適しています。

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「忸怩たる思い」の類義語

「忸怩たる思い」の類義語を辞書で調べると以下の通りです。

【忸怩たる思いの類義語】

  • 自責の念にかられる(じせきのねんにかられる):自分に責任があるという思いや、自分が悪かったという考えに突き動かされるときに使う表現
  • 慚愧に堪えない(ざんきにたえない):自分のことを反省して恥ずかしく思う気持ちを抑えることができないという意味。
  • 汗顔の至り(かんがんのいたり):非常に恥ずかしいことや、これ以上のことはないという意味。
weblio辞書より引用

自責の念にかられる」の例文

「自責の念にかられる」は、自分がしたことや言ったことが間違っていたと感じ、その結果について強く自分を責める気持ちを表します。

この例文では、友人に対して誤ったアドバイスをしてしまい、その結果が悪影響を与えたと感じている場面を描いています。

ヒロト

コトハ、なんだか顔色が悪いけど何かあった?

コトハ

実は、Rさんに間違ったアドバイスをしてしまい、そのせいで彼が困った状況に陥ってしまって・・・。自責の念にかられ、夜も眠れないの。

ヒカル

この例文では、自分の誤りが他人に迷惑をかけたことに対する気持ちを「自責の念にかられる」という表現で表しています。これは「忸怩たる思い」と似た意味を持ちますが、より自己反省の感情が強調されています。

慚愧に堪えない」の例文

「慚愧に堪えない」は、自分の行いや言葉が恥ずべきものであり、そのことに対して強い恥ずかしさや後悔の気持ちを抱くことを意味します。この表現も「忸怩たる思い」と似ており、自分の過ちや失敗に対して強い羞恥心を感じる場面で使われます。

この例文では、会社で不適切な行動を取ってしまい、それが公になった後の気持ちを表しています。

ヒロト

コトハ、会議中に何かあったの?

コトハ

会議中に上司に無礼な発言をしてしまい、その場の空気を壊してしまったの。後から思い返しても慚愧に堪えない・・・。

ヒカル

この例文では、自分の失礼な行動に対する深い反省と恥ずかしさを「慚愧に堪えない」という表現で表しています。

汗顔の至り」の例文

「汗顔の至り」は、自分の行動や結果があまりにも恥ずかしく、顔から汗が出るほどの強い羞恥心を感じることを意味します。この表現は「忸怩たる思い」と似た意味を持ち、自分の行動に対する深い恥ずかしさや反省を表す場面で使われます。

この例文では、大勢の人の前で大きなミスを犯し、それに対する強い羞恥心を感じている場面を描いています。

ヒロト

プレゼンもうまくいかなったみたいだね。

コトハ

そうよ!プレゼンテーションで大きなミスをしてしまい、皆の前で汗顔の至りだった!

ヒカル

この例文では、大勢の前での失敗に対する強い羞恥心を「汗顔の至り」という言葉で表現しています。

「忸怩たる思い」の対義語

「忸怩たる思い」には明確な対義語はありませんが、反対の意味を持つ言葉として次のような表現が考えられます。これらは、自分に対して誇りや自信を持つ感情を表す言葉です。

【忸怩たる思いと反対の意味をもつ言葉】

  • 矜持(きょうじ):自分自身を誇りに思うこと、プライド。
  • 自負心(じふしん):あることに対して自分に強い自信を持っていること。
  • 自尊心(じそんしん):自らを尊重する心。
スッキリより引用

「矜持(きょうじ)」の例文

「矜持」とは、自分の信念や誇りを持ち、その価値を大切にする気持ちを意味します。この言葉は、自分の行動や信念に誇りを持ち、自信を持って行動する時に使われます。

この例文では、長年続けてきた仕事に対する誇りを持っている人物の心情を表しています。

ヒロト

今日は仕事でいいことあったみたいだね。

コトハ

特にいいことがあったわけではないけど、どんなに厳しい状況でも、自分の仕事に対する矜持を持ち続けたいなと思えたのよね。

ヒカル

この例文では、自分の仕事に対する誇りと信念を持ち続ける気持ちが「矜持」という言葉で表現されています。「忸怩たる思い」とは逆に、自分に自信を持ち、胸を張って行動する場面で使われる言葉です。

「自負心(じふしん)」の例文

「自負心」は、自分の能力や成果に対して強い自信を持つ気持ちを意味します。この言葉は、自分が成し遂げたことや持っている能力に対して誇りを感じる時に使われます。

この例文では、自分の成果に対して強い自信を持っている学生の心情を表しています。

ヒロト

今回のプロジェクトはうまく行ったみたいだね。

コトハ

そうなの!今回のプロジェクトを成功させたことに、自負心を持っているのよ。

ヒカル

この例文では、自分の成果に対する強い自信が「自負心」という言葉で表現されています。「忸怩たる思い」とは異なり、自分の努力や能力に自信を持つ場面で使われる言葉です。

「自尊心(じそんしん)」の例文

「自尊心」は、自分自身を尊重し、他人に対しても自分を大切にする気持ちを意味します。この言葉は、自分の価値を認識し、他人からの評価に左右されずに自分を尊重する時に使われます。

この例文では、他人の批判にも動じず、自分の価値を信じている人の心情を表しています。

ヒロト

今回のプロジェクトの成功はGさんの力も大きかったね。

コトハ

そうね。彼女がどんなに批判されても、自尊心を持って自分の意見を貫いたおかげね。

ヒカル

この例文では、他人の意見に惑わされず、自分自身を信じる気持ちが「自尊心」という言葉で表現されています。「忸怩たる思い」とは対照的に、自分を大切にし、誇りを持つ場面で使われる言葉です。

「忸怩たる思い」の英語表現

「忸怩たる思い」とは、何か悪いことをしてしまい、心から恥ずかしく、申し訳なく思う気持ちを意味します。この言葉は以下のような英語で表現することができます。

【忸怩たる思いの英語】

a deep sense of shame:強い羞恥心

a feeling of self-reproach:自責の念

「a deep sense of shame」の例文

「a deep sense of shame」は、「忸怩たる思い」に近い感情を表す英語表現です。自分の行動や言葉が間違っていたり、恥ずかしいと感じたときに抱く強い恥じらいや後悔の気持ちを指します。

ヒロト

「忸怩たる思い」を英語で表現した例文を教えて!

コトハ

"I felt a deep sense of shame after realizing that my actions had hurt my friend."のように表現することができます。

日本語訳:自分の行動が友人を傷つけたことに気づいたとき、深い恥ずかしさを感じた。

ヒカル

この例文では、自分の行動が他人に迷惑をかけたことに対する強い後悔と恥ずかしさが「a deep sense of shame」という表現で表現されています。これは「忸怩たる思い」と同様に、自分の行動に対して深い反省を示す場面で使われます。

a feeling of self-reproach」の例文

「a feeling of self-reproach」は、自分自身を強く責める気持ちを表す英語表現です。これは、「忸怩たる思い」と同じように、自分の行動や言葉に対して深い反省を感じるときに使われます。

ヒロト

「忸怩たる思い」を英語で表現した例文を教えて!

コトハ

"She was filled with a feeling of self-reproach after failing to meet the deadline."のように表現することができます。

日本語訳:彼女は締め切りに間に合わず、自責の念に駆られた。

ヒカル

この例文では、締め切りを守れなかったことに対して自分を責める気持ちが「a feeling of self-reproach」という表現で表されています。「忸怩たる思い」と同様に、自分に対して強い反省を示す場面で使うことができます。

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