侃侃諤諤(かんかんがくがく)の正しい意味と使い方5選!例文もわかりやすく解説

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「侃侃諤諤」とは、「遠慮せずに正しいと思うことを堂々と主張し、盛んに議論すること」という意味があります。

しかし、侃侃諤諤の意味がわかったところで、その正しい使い方やシチュエーションを理解しておかないと、間違った解釈をしたまま恥ずかしい思いをするかもしれません。

そうならないように、この記事で侃侃諤諤の意味に加えて、正しい使い方を例文も交えてわかりやすく解説しておりますので、最後まで読んでこれから活用できるようにしてくださいね!

ヒロト

これから会議なんだ。

コトハ

侃侃諤諤と意見を交わしてきてね。

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目次
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「侃侃諤諤」の意味とは?わかりやすく解説

「侃侃諤諤」とは、かんかんがくがくと読み、遠慮せずに正しいと思うことを堂々と主張し、盛んに議論すること。という意味があります。

侃侃諤諤の意味を辞書で調べると、このように解説されております。

【侃侃諤諤の意味】

  • 正しいと思うことを堂々と主張するさま。また、盛んに議論するさま。

    「—と意見をたたかわす」
goo辞書より引用

「侃侃諤諤」の意味

侃侃諤諤(かんかんがくがく)とは、自分の意見をしっかり持ち、他人に遠慮せず率直に話し合う様子を表す言葉です。お互いに遠慮せず、強い意見を交換し合うことで、より良い結論を導き出そうとする姿勢を指します。特に、議論や意見交換の場で使われる表現です。

「侃侃諤諤」の意味の概要

「侃侃」は強く主張すること、「諤諤」は間違いを恐れずに真実を述べることを意味します。したがって、「侃侃諤諤」という言葉は、遠慮せず真剣に話し合うことを意味しています。この言葉は、単に声を荒げて言い争うのではなく、理性的でありながらも活発な議論をする姿を表しています。

ヒロト

「侃侃諤諤」ってどんなことを意味するの?もう少し詳しく教えて!

コトハ

侃侃諤諤とは、遠慮なく自分の意見を主張し、活発な議論を展開すること、言い換えれば建設的な意見交換を表しているのです。

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「侃侃諤諤」の語源や由来

侃侃諤諤の語源や由来は以下のとおりです。

【侃侃諤諤の語源や由来】

  • 「侃侃」は「信念を曲げないさま」という意味で、中国の経典「論語(ろんご)」にも登場する言葉です。また、「正しいと思うことを遠慮なく言うさま」を意味する「諤諤」は、中国の歴史書「史記(しき)」に登場する言葉。侃侃諤諤という言葉も古代中国で生まれ、後に日本に伝えられたと考えられています。
マイナビニュースより引用

「侃侃諤諤」の語源や由来

侃侃諤諤(かんかんがくがく)という言葉には、古くからの由来があります。この言葉は、もともと中国の古典から生まれた四字熟語です。まず「侃侃(かんかん)」は、強く正しい意見を述べることを意味しています。これは、勇敢に自分の意見を主張する姿勢を表している言葉です。一方、「諤諤(がくがく)」は、間違いを恐れずに真実をしっかり話すことを表します。これにより、自分が信じることを率直に述べることを意味するようになりました。

この言葉の由来は、古代の中国で、臣下が王様に対して恐れることなく、しっかり意見を言うことが理想とされていたことにあります。そうした背景から「侃侃諤諤」という言葉は、今でも正直に議論することの大切さを強調するために使われています。

「侃侃諤諤」が意味すること

「侃侃諤諤」という言葉は、単に「議論をする」という意味だけでなく、「自分の意見を率直に述べ、活発に議論すること」、つまり、より良い答えを見つけるために、みんなが協力して考えを深めることを意味しています。

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「侃侃諤諤」の使い方を例文でわかりやすく解説

それでは、「侃侃諤諤」の正しい使い方を具体的にイメージできるようわかりやすい例文をご紹介します。

ヒロト

侃侃諤諤ってどういう場面で使ったりするの?

コトハ

「侃侃諤諤」は、主に会議や討論の場など、複数の人が意見を交換する場面で使われます。たとえば、会社の会議や政治の討論会などで、お互いが意見を遠慮せずに交わし合いながらも、冷静に真実を求めて議論する状況が当てはまります。この言葉は、ただ感情的に争うのではなく、理論的に意見を交換する際にぴったりです。

会議

「侃侃諤諤」は、主に意見交換や議論の場面で使われます。以下のような場面で、この言葉がぴったりです。

侃侃諤諤がよく使われる場面の一例
  • 会議やミーティングで、参加者全員が活発に意見を出し合っているとき。
  • 政治や経済など、真剣な討論番組やディスカッションで意見が交わされているとき。
  • 学校や大学で、グループディスカッションをしている場面。
  • 家族や友人同士が真剣に将来について話し合っているとき。
  • 問題を解決するために、意見がぶつかり合いながらも前向きに話し合いをしているとき。

「侃侃諤諤」を使うときには、次のような点に注意しましょう。

使う時の注意点
  • 意見交換が活発に行われている状況に使うこと。単なる口論やケンカには適しません。
  • 理性的で、建設的な議論を指すので、感情的な争いには使わないこと。
  • 使う相手や場面を選びましょう。フォーマルな場面でよく使われますが、日常会話ではやや堅い表現です。

侃侃諤諤の例文①

会社の会議で、社員たちが新しいプロジェクトの方向性について熱心に話し合っている場面です。お互いの意見がぶつかり合いながらも、より良い結果を求めて議論が進んでいます。

ヒロト

今日の会議は、全員が侃侃諤諤と意見を交わし、新しいプロジェクトの方向性が決まった。

コトハ

有意義な話し合いができてよかったわね。

ヒカル

この例文では、社員たちが遠慮せずに活発に意見を交わし合い、最終的に良い結論に至ったことを表しています。理性的かつ建設的な議論が行われたことが伝わります。

侃侃諤諤の例文②

学校の授業で、生徒たちがある社会問題についてディスカッションをしている場面です。それぞれが自分の意見をしっかり持ち、活発に議論しています。

ヒロト

クラスのディスカッションでは、みんなが侃侃諤諤と自分の意見を述べ、深い話し合いになった。

コトハ

みんなが積極的に意見を出してくれてよかったわね。

ヒカル

この例文では、クラスメイトが率直に自分の意見を言い合い、しっかりとした議論ができたことを示しています。学校の場面での使用例として適しています。

侃侃諤諤の例文③

家族が将来の計画や重要な決定について、真剣に話し合っている場面です。みんなが遠慮せず、自分の考えを率直に述べています。

ヒロト

家族全員で侃侃諤諤と話し合った結果、引っ越し先が決まった。

コトハ

それぞれの主張がまとまったみたいで良かった!

ヒカル

この例文では、家族全員が自分の意見をしっかり述べ合い、建設的な話し合いが行われた様子を表しています。

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「侃侃諤諤」の言い換え表現を例文を使ってわかりやすく解説

「侃侃諤諤」は、以下のような簡単な言葉に言い換えて表現することができます。

【侃侃諤諤の言い換え表現】

活発な議論(かっぱつなぎろん)

真剣な話し合い(しんけんなはなしあい)

「活発な議論」の例文

「活発な議論」は、「侃侃諤諤」と同様に、遠慮なく意見を交わし合う場面で使います。しかし、より日常的であり、堅苦しくなく使える言葉です。お互いが積極的に意見を出し合っている状態を表しており、特にフォーマルな場面だけでなく、普段の会話でも使うことができます。

あるミーティングで、社員たちが新しいプロジェクトの進め方について意見を出し合い、話し合いが白熱している場面です。

ヒロト

今日の会議では、みんなが活発な議論を交わして、新しいプロジェクトの方向性が決まった。

コトハ

話し合いが進んで良かったわね。

ヒカル

この例文では、社員たちが自由に意見を出し合い、話し合いが進んだ様子が伝わります。「侃侃諤諤」よりも軽い表現なので、ビジネスシーンだけでなく日常の会話にも適しています。

「真剣な話し合い」の例文

「真剣な話し合い」は、単に意見を交換するだけでなく、議論の内容が重要であることを強調する時に使われます。感情的にならず、冷静に意見を交わすニュアンスが強いです。

家族が、引っ越しや将来の大きな決断について、しっかりと話し合っている場面です。「侃侃諤諤」では少し堅い表現になる場面でも、「真剣な話し合い」はより親しみやすく、感情を抑えて冷静に話す状況を伝えやすいです。

ヒロト

家族全員で真剣な話し合いをした結果、引っ越しを決めることができた。

コトハ

家族の意見がまとまったみたいで良かった!

ヒカル

この例文では、家族全員がしっかりと意見を述べ合い、冷静に話し合いを進めた様子が表れています。「侃侃諤諤」よりも感情的な部分が少なく、冷静さや慎重さを強調する場面に適しています。

ニュアンスの違いや使い方

「侃侃諤諤」は理性的でありながらも、意見が強く交わされる激しい議論をイメージさせますが、「活発な議論」や「真剣な話し合い」はより日常的で親しみやすい表現です。特に「真剣な話し合い」は、冷静さを保ちながら大事な決定を行う場合に向いています。それぞれの場面や話し手、聞き手に応じて使い分けることが大切です。

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「侃侃諤諤」の類義語

「侃侃諤諤」の類義語を辞書で調べると以下の通りです。

【侃侃諤諤の類義語】

  • 喧喧囂囂(けんけんごうごう):多くの人が口やかましく騒ぐさま。また、やかましく騒ぎ立てて収拾がつかないさま。
  • 喧喧諤諤(けんけんがくがく):いろいろな人がさまざまな意見を言って、まとまりがつかず、ただ、がやがやとやかましいこと。
 goo辞書より引用

「喧喧囂囂」の例文

喧喧囂囂(けんけんごうごう)は、大勢の人が口々に意見を述べ、非常に賑やかで騒がしい議論をしている様子を表す言葉です。「侃侃諤諤」と似ていますが、「喧喧囂囂」はより騒々しく、意見が交わされているというよりも、混乱や騒音に近い状態を表しています。議論がまとまらず、無秩序な場面で使われることが多いです。

ヒロト

社内の会議は、喧喧囂囂としていて、誰の意見が通るのか全く分からない状態だった。

コトハ

騒がしい会議だったみたいね。

ヒカル

この例文では、会議の場面が騒がしく、誰もが意見を主張し過ぎて話がまとまらない様子を描写しています。「侃侃諤諤」が理性的で建設的な議論を表すのに対して、「喧喧囂囂」は混乱や騒ぎが強調されるため、ネガティブなニュアンスを持つことが多いです。

「喧喧諤諤」の例文

喧喧諤諤(けんけんがくがく)は、「侃侃諤諤」と非常に似た意味を持ちます。こちらも、意見が活発に交わされる様子を表していますが、「喧喧」はやや騒がしい様子、「諤諤」は正直に意見を述べることを意味します。つまり、活発かつ真剣に意見を言い合うものの、少し騒々しい議論の場面を指す場合に使われます。

ヒロト

議論は喧喧諤諤としていたが、最終的には全員の意見をまとめることができた。

コトハ

騒がしかったけど、最後はまとまったみたいで良かった!

ヒカル

この例文では、議論が熱く盛り上がり、多少騒がしい中でも意見が交わされ、最後にはまとめられた状況を示しています。「侃侃諤諤」とほぼ同じ意味ですが、少し騒がしさや喧騒が含まれるニュアンスが強いです。活発な議論が行われている場面で使えますが、賑やかさを感じさせる表現です。

類義語の使い分け

「喧喧囂囂」は、無秩序で混乱している場面を表し、「侃侃諤諤」や「喧喧諤諤」とは違い、議論がうまく進まない印象を与えます。一方で「喧喧諤諤」は、「侃侃諤諤」よりもやや賑やかで騒がしい場面で使えるため、場面に応じて選ぶと効果的です。

「侃侃諤諤」の対義語

侃侃諤諤(かんかんがくがく)には、明確な対義語はありませんが、反対の意味を持つ言葉はいくつか存在します。今回はその中から2つの言葉、独立独歩(どくりつどっぽ)と独断専行(どくだんせんこう)を紹介します。

【侃侃諤諤の対義語】

  • 独立独歩(どくりつどっぽ):他のものからの影響を受けず、自分のやりたいようにやること
  • 独断専行(どくだんせんこう):自分ひとりの考えで勝手に行動すること。
スッキリより引用

独立独歩」の例文

独立独歩(どくりつどっぽ)は、自分の信念や価値観に基づいて、他人の意見に左右されずに、自分の道を進むことを意味します。これは、他人との議論や話し合いを行わず、あくまで自分の意志を大切にして行動する姿勢を表します。協調性よりも自己主張や自立心が強調される言葉です。

ヒロト

彼は独立独歩の精神で、自分のスタートアップを立ち上げ、成功を収めた。

コトハ

全部自分で決めて成功するなんてすごいわ!

ヒカル

この例文では、他人の助けや意見に頼らず、あくまで自分一人で決断し行動した結果、成功を手にした人を描写しています。「侃侃諤諤」が他者と意見を交わして共に結論を導き出すことを意味するのに対し、「独立独歩」は他者と交わることなく、自分の道を進むことを示しています。

独断専行」の例文

独断専行(どくだんせんこう)は、他人の意見を聞かず、自分一人の判断で物事を決めて行動することを意味します。これは、協議や相談を行わずに決断し、自分勝手に物事を進める行動を表し、時にはネガティブなニュアンスを持つこともあります。独断的に行動することで、周囲との協力を無視する場合が多いです。

ヒロト

リーダーが独断専行でプロジェクトを進めたため、メンバーとの連携が取れず、失敗してしまった。

コトハ

独断で判断しないで、みんなの意見も取り入れないとダメよね。

ヒカル

この例文では、リーダーが他人の意見を聞かず、自分だけで決定して進めた結果、プロジェクトがうまくいかなかった状況を表しています。「侃侃諤諤」のように意見を交わして決断する姿勢と対照的に、「独断専行」は他者の意見を無視して行動するため、協調性に欠けることが多く、時にはトラブルを引き起こすことがあります。

ニュアンスの違いや使い方

「侃侃諤諤」は他者との意見交換を大切にし、より良い結論を導き出すために議論する場面で使います。一方、「独立独歩」は他者の意見に左右されず自分の信念を貫く姿勢を強調し、「独断専行」は他者の意見を無視して一人で物事を進めてしまう行動を表します。どちらも、他者との関わり方が異なるため、状況に応じて使い分けることが重要です。

「侃侃諤諤」の英語表現

「侃侃諤諤」の英語表現を辞書で調べると以下の通りです。

【侃侃諤諤の英語】

  • openly and without restraint:率直で遠慮なく。
  • with fervour:熱烈に、熱心に、情熱を持って。
NatineCampより引用

「openly and without restraint」の例文

「openly and without restraint」という表現は、「侃侃諤諤」に近い意味を持っています。このフレーズは、遠慮や抑制なく、率直に意見を述べ合う様子を表しています。つまり、お互いが隠すことなく自由に意見を交わすことを示しています。「侃侃諤諤」のように、真剣に話し合う場面で使うことができます。

ヒロト

「侃侃諤諤」を英語で表現した例文を教えて!

コトハ

"They discussed the issue openly and without restraint, trying to find the best solution."のように表現することができます。

日本語訳:彼らは問題について率直に遠慮なく話し合い、最善の解決策を見つけようとした。

ヒカル

この例文では、参加者たちが遠慮なく意見を出し合っている状況が描かれています。「侃侃諤諤」と同様、建設的な議論が行われていることを表しています。議論がオープンで自由であることが強調されています。

「with fervour」の例文

「with fervour」は、熱意や情熱を持って何かに取り組む姿勢を意味します。「侃侃諤諤」が活発で真剣な議論を指すのに対し、「with fervour」は特に熱意が込められた様子を表現しています。このフレーズは、強い感情を持って話し合いや議論をする場面に適しています。

ヒロト

「侃侃諤諤」を英語で表現した例文をもう一つ教えて!

コトハ

"The team debated with fervour, eager to reach a conclusion on the new project."のように表現することができます。

日本語訳:チームは新しいプロジェクトについて熱意を込めて議論し、結論に達することを切望していた。

ヒカル

この例文では、チームメンバーが新しいプロジェクトについて情熱的に議論している様子が描かれています。「with fervour」を使うことで、単に意見を交わすだけでなく、強い熱意を持って議論していることが伝わります。「侃侃諤諤」よりも、感情や熱量が強調されています。

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