君子危うきに近寄らず(くんしあやうきにちかよらず)の正しい意味と使い方5選!例文もわかりやすく解説

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「君子危うきに近寄らず」とは、「賢明な人は危険を避ける」という意味があります。

しかし、君子危うきに近寄らずの意味がわかったところで、その正しい使い方やシチュエーションを理解しておかないと、間違った解釈をしたまま恥ずかしい思いをするかもしれません。

そうならないように、この記事で君子危うきに近寄らずの意味に加えて、正しい使い方を例文も交えてわかりやすく解説しておりますので、最後まで読んでこれから活用できるようにしてくださいね!

ヒロト

この投資話し儲かりそうなんだよね。

コトハ

君子危うきに近寄らずよ。すぐに飛びつかないで!!

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目次
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「君子危うきに近寄らず」の意味とは?わかりやすく解説

「君子危うきに近寄らず」とは、くんしあやうきにちかよらずと読み、賢明な人は危険を避けるという意味があります。

君子危うきに近寄らずの意味を辞書で調べると、このように解説されております。

【君子危うきに近寄らずの意味】

  • 徳や身分の高い人は、自ら危険を冒すことをしないものだ。慎み深く危険を避けるのが君子だ、といった意味の表現。

    「君子は危きに近寄らず」とも言う。
Weblio辞書より引用

君子危うきに近寄らず」の意味

君子危うきに近寄らずは、「賢明な人は危険を避ける」という意味です。君子とは、徳があり、賢い人のことを指します。このことわざは、賢い人は危険な場所や状況を避けることで、自らの身を守るという考え方を表しています。無謀に危険に近づくのではなく、慎重に行動することが大切だという教訓が含まれています。

君子危うきに近寄らず」の意味の概要

このことわざの背景には、自己保全の重要性があります。賢明な人は、何が危険で何が安全であるかを見極め、危険な状況を避けることで長期的に安全を確保し、より良い選択をすることができるという教えです。無謀な挑戦やリスクを避け、知恵を持って物事に対処する姿勢が大切とされています。

ヒロト

「君子危うきに近寄らず」ってどんなことを意味するの?もう少し詳しく教えて!

コトハ

君子危うきに近寄らずとは、徳の高い人は、危険な状況や誘惑に近づかないようにするという意味のことわざです。つまり、トラブルに巻き込まれたり、悪いことをしてしまう可能性があるような場所や状況は、最初から避けるべきだという教訓を意味する言葉なの。

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「君子危うきに近寄らず」の語源や由来

君子危うきに近寄らずの語源や由来は以下のとおりです。

【君子危うきに近寄らずの語源や由来】

  • 君子というのはいつも身を慎んでいるため、危険なことはしないということを意味する。慎重に行動するべきであるという教訓として用いられ、危険な場所には近付いてはいけないという注意喚起としても用いられる。自らが苦手なことを避けるために用いられていることもある。
  • 君子というのは古代中国において、学識、人格ともに優れた人物のことである。このような徳のある人物は、危険な場所に近付いたり、自らの身が危険になるような行動はしないということを意味している。君子という存在が持つべき態度や行動とはどのようなものであるかを表している言葉でもある。

wikipedia辞書より引用
  • 『春秋公羊伝』の襄公二十九年に、君子不近刑人という君子は刑罰を受けるような人には近付かないということを意味する言葉があり、ここから君子危うきに近寄らずという警句が生まれた。

wikipedia辞書より引用

「君子危うきに近寄らず」の語源

「君子危うきに近寄らず」という言葉の語源は、残念ながらはっきりとはわかっていません。このことわざは、中国の古典である『論語』や『孟子』といった儒教の経典には直接見当たらないため、いつ頃から使われるようになったのか、特定の文献に由来するのかは不明です。

「君子危うきに近寄らず」の由来

「君子危うきに近寄らず」は、儒教の思想と深い結びつきがあります。儒教では、徳を重んじ、君子と呼ばれるような高潔な人物像が理想とされていました。そのような君子にとって、危険な状況や誘惑に近づくことは、自身の品位を落とす行為であり、避けるべきものと考えられていたのです。

また、このことわざは、人々の実生活での経験から生まれたとも考えられます。古来より、人は様々な危険や誘惑に直面してきました。そうした経験の中で、危険を避けることの重要性や、徳を重んじる生き方こそが幸福につながるとする考え方が生まれ、このことわざとして定着したのかもしれません。

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「君子危うきに近寄らず」の使い方を例文でわかりやすく解説

それでは、「君子危うきに近寄らず」の正しい使い方を具体的にイメージできるようわかりやすい例文をご紹介します。

ヒロト

君子危うきに近寄らずってどういう場面で使ったりするの?

コトハ

このことわざは、日常生活の様々な場面で使われます。たとえば、危険な活動や人との関係を避けるべき時に使われます。仕事においても、リスクが高いプロジェクトや不安定な投資に対して、慎重に検討する姿勢を示すためにこの表現が用いられます。また、人間関係においても、信頼できない人や危険な状況を避ける際に使われることがあります。

「君子危うきに近寄らず」は、以下のような場面で使うことができます。

君子危うきに近寄らずがよく使われる場面の一例
  • 危険な状況を避ける時: 夜道の一人歩きや、不審な人物に声をかけられた時など。
  • 誘惑に打ち勝つ時: 禁煙したいのにタバコを勧められた時、ダイエット中においしいお菓子を見た時など。
  • 不確かな情報に惑わされない時: 根拠のない噂話を信じてしまいそうになった時、SNSで流れてくるデマに振り回されそうになった時など。
  • 不正行為を避ける時: カンニングをしようとした時、不正な利益を得ようとした時など。
  • 将来のリスクを回避したい時: ギャンブルに手を出そうとした時、借金をしてしまうかもしれない状況に置かれた時など。

「君子危うきに近寄らず」を使う時は、以下点に注意しましょう。

使う時の注意点
  • 状況に応じた使い分け: すべての状況に当てはまるわけではないので、状況に合わせて言葉を選ぶことが大切です。
  • 厳しすぎる印象を与えない: 状況によっては、あまりにも堅苦しく聞こえてしまう可能性があります。
  • 相手への配慮: 相手の立場や状況を考慮し、言葉遣いに気をつけましょう。

君子危うきに近寄らずの例文①

知らない電話番号からの電話に対して警戒心を持つ場面を描いています。怪しい電話に応じるとトラブルに巻き込まれる可能性があるため、慎重な行動が求められます。

ヒロト

あれ?この電話番号知らないな。だれから?出たほうがいい?

コトハ

知らない番号から電話がかかってきた時は、君子危うきに近寄らずの精神で、無視した方がいいかもね。

ヒカル

この例文では、見知らぬ電話からの連絡に対してリスクを避けるため、慎重に対応している様子を示しています。

君子危うきに近寄らずの例文②

安すぎる商品の購入に対して疑問を抱く場面を描いています。安さの裏に隠れたリスクを考慮し、賢明な判断を示しています。

ヒロト

ねえコトハ、ネットで欲しかったブランド品が半額以下で売ってるんだ。買っちゃおうかな?

コトハ

ネットに出てるブランド品?その安さは異常よ!君子危うきに近寄らず。偽サイトかもしれないから購入しない方がいいわよ!

ヒカル

この例文は、安価な商品の購入を考える際に、慎重な判断をする様子を示しています。特にオンラインショッピングでは、信頼性を確保するための賢明な選択が重要です。

君子危うきに近寄らずの例文③

夜遅く一人での外出を控える場面を示しています。安全を最優先に考え、危険を避ける判断をしています。

ヒロト

今、深夜営業の居酒屋で飲んでるんだけど、これから出てこない?

コトハ

えー、これから?今からだと、夜遅くに人通りの少ない道を通ることになるのから、君子危うきに近寄らずで、家にいるわ。

ヒカル

この例文では、夜遅くの外出に潜む危険を避けるため、自宅に留まるという慎重な判断を示しています。安全第一の考え方を強調する例として、身近な状況に適用できます。

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「君子危うきに近寄らず」の言い換え表現を例文を使ってわかりやすく解説

「君子危うきに近寄らず」は、さまざまな場面で慎重に行動することの重要性を示すことわざです。この言葉の言い換えとして、以下のような表現があります。

【君子危うきに近寄らずの言い換え表現】

慎重に行動する

危ない場所には近づかない

慎重に行動する」の例文

「慎重に行動する」は「君子危うきに近寄らず」を表します。

物事を行う際に注意深く考え、リスクを最小限に抑えるように行動することを意味します。この表現は、何らかの決定や行動を起こす際に、しっかりとした判断を下すことを強調しています。

ヒロト

新規事業への参加を考えているんだけど、どう思う?

コトハ

新しい事業に参加する前に、リスクをしっかりと調査し、慎重に行動するべきだと思う。

ヒカル

この例文では、新しい事業に参加する際の慎重な姿勢を示しています。「慎重に行動する」という表現は、特定のリスクを避けることに焦点を当てるよりも、全体的に注意深く行動することを強調しています。「君子危うきに近寄らず」との違いは、具体的に「危険を避ける」だけでなく、広い視野での注意深さを意味する点です。

危ない場所には近づかない」の例文

「危ない場所には近づかない」は「君子危うきに近寄らず」を表します。

危険が予測される場所や状況を避ける行動を指します。この表現は、具体的なリスクや危険を避けることに焦点を置いています。

ヒロト

この間は夜遅く連絡してゴメン。コトハは夜外出しないの?

コトハ

そうね。夜遅くに繁華街を一人で歩くのは危険だから、私は危ない場所には近づかないようにしているわ。

ヒカル

この例文では、具体的に危険な場所を避ける行動について述べています。「危ない場所には近づかない」は、「君子危うきに近寄らず」と比べて、より直接的で具体的な危険回避を表現しています。どちらもリスクを避けるという意味合いがありますが、後者はより具体的な状況における行動を示すために使われることが多いです。

「君子危うきに近寄らず」には他にも、「無謀なことはしない」「身の丈にあったことをする」など、様々な言い換え表現が存在します。状況や伝えたいニュアンスに合わせて、適切な言葉を選びましょう。

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「君子危うきに近寄らず」の類義語

「君子危うきに近寄らず」の類義語には以下のような言葉があります。

【君子危うきに近寄らずの類義語】

  • 触らぬ神に祟りなし(さわらぬかみにたたりなし)
  • 李下に冠を正さずりかにかんむりをたださず
Oggi.jpより引用

「君子危うきに近寄らず」の類義語として、「触らぬ神に祟りなし」と「李下に冠を正さず」があります。これらのことわざも、リスクを避けるという点で共通しています。それぞれの意味や使われる場面について解説します。

触らぬ神に祟りなし」の例文

「触らぬ神に祟りなし」とは、余計なことに関わらないことで、面倒やトラブルを避けることができるという意味です。このことわざは、リスクのある事柄や状況には積極的に関わらないことが安全だという教えを表しています。

ヒロト

社内で起きてるAさん派とBさん派の勢力争い、コトハはどちら派?

コトハ

社内での争い事には関わらないようにしているの。触らぬ神に祟りなしでしょ。

ヒカル

この例文では、社内の争いに関与しないことでトラブルを避けようとする様子を示しています。「触らぬ神に祟りなし」は、直接的な危険を避けるというよりは、余計な事に手を出すことで予想される問題を回避するために用いられます。「君子危うきに近寄らず」と同様に、慎重さを重視する状況で使われますが、より具体的に「余計なことに首を突っ込まない」というニュアンスが強調されています。

李下に冠を正さず」の例文

「李下に冠を正さず」とは、疑わしい状況を避け、誤解を招くような行動を控えることを意味します。李(すもも)の木の下で冠を直すと、すももを盗んでいるように見えることから、誤解を招くような行動をしないという教訓です。

ヒロト

買い物していて、これ持ってるかも?って自分のバックの中を確認したくなる時あるよね。

コトハ

そうね。買い物中に荷物を確認したくなるけど、人混みの中でバッグを開けるのは李下に冠を正さずだと思うから、その場から少し離れた場所で確認しているわ。

ヒカル

この例文では、誤解を避けるために、人目を避けて行動している様子を示しています。「李下に冠を正さず」は、他人に誤解を与える可能性がある行動を避ける際に使われます。「君子危うきに近寄らず」との違いは、単なる危険の回避ではなく、他人からの疑念や誤解を招かないようにすることに焦点を当てている点です。

「君子危うきに近寄らず」の対義語

「君子危うきに近寄らず」の対義語には以下のような言葉があります。

【君子危うきに近寄らずの対義語】

Domaniより引用

虎穴に入らずんば虎子を得ず」の例文

「虎穴に入らずんば虎子を得ず」は、危険を冒さなければ大きな成果や報酬を得ることはできない、という意味のことわざです。この表現は、何かを成し遂げるためにはリスクを恐れずに行動することが必要であると教えています。

ヒロト

コトハ、新規プロジェクトに参加することのなったの?

コトハ

ええ。新しいプロジェクトに参加するのは不安だったけど、虎穴に入らずんば虎子を得ずという思いで挑戦することにしたのよ。

ヒカル

この例文では、新しいプロジェクトに対する挑戦心を表現しています。「虎穴に入らずんば虎子を得ず」は、成果を求めるためにリスクを受け入れる姿勢を示す場面で使われます。「君子危うきに近寄らず」とは対照的に、リスクを取ることの価値を強調する言葉として、挑戦や冒険を促す際に使われます。

危ない橋も一度は渡れ」の例文

「危ない橋も一度は渡れ」とは、危険を恐れずに経験を積むことが大切であるという意味です。このことわざは、時には危険な選択をしてでも、挑戦することで得られる学びや経験が重要であることを示しています。

ヒロト

A先輩、とうとう新しい市場に進出することを決めたらしいね。

コトハ

そうらしいわ。彼は新しい市場に進出することをためらっていたけど、危ない橋も一度は渡れと自分を奮い立たせたそうよ。

ヒカル

この例文では、新たな市場への進出を促すための決断を示しています。「危ない橋も一度は渡れ」は、失敗やリスクを恐れずに新しいことに挑戦する勇気を持つことを強調しています。「君子危うきに近寄らず」とは異なり、経験を重ねることによって得られる成長や知識の価値を示す場面で用いられます。

「君子危うきに近寄らず」の英語表現

君子危うきに近寄らず」の英語表現を辞書で調べると以下の通りです。

【君子危うきに近寄らずの英語】

  • A wise man never courts danger.:賢い人は決して危険を招かない
  • Keep out of harm’s way.:危険から遠ざかる
Weblio辞書より引用

A wise man never courts danger.」の例文

この表現は、「賢い人は危険を追い求めない」という意味です。賢明な人は、不必要に危険な状況を避けることで、自分の安全を守ることを大切にしています。

ヒロト

「君子危うきに近寄らず」の英語表現を教えて!

コトハ

"I don't think I should go to that party. A wise man never courts danger, you know."のように表現することができます。

日本語訳:あのパーティーに行くのはやめておこうかな。賢い人は危険を追い求めないでしょ。

ヒカル

この表現は、「君子危うきに近寄らず」のニュアンスを最も忠実に表していると言えるでしょう。賢い人(wise man)は、あえて危険な状況に身を置かない(never courts danger)という、慎重な態度を表しています。

Keep out of harm’s way」の例文

「危険を避ける」という意味で使われる表現です。このフレーズは、潜在的な危険やトラブルから距離を置くことを示唆しています。

ヒロト

「君子危うきに近寄らず」の英語表現をもう一つ教えて!

コトハ

"I'm going to stay home tonight. It's better to keep out of harm's way during this storm."のように表現することができます。

日本語訳: 今夜は家にいるつもりだよ。この嵐の最中は、危険から遠ざかっていた方がいい。

ヒカル

この表現は、「君子危うきに近寄らず」の「危うき」の部分を強調しています。つまり、危険な状況(harm's way)から身を守る(keep out of)という、具体的な行動を促す言葉です。

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