千里の道も一歩から(せんりのみちもいっぽから)とは?意味を例文でわかりやすく解説してみた

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「千里の道も一歩から」とは、「どんなに長い道のりでも、最初の一歩から始まる」という意味があります。

しかし、千里の道も一歩からの意味がわかったところで、その正しい使い方やシチュエーションを理解しておかないと、間違った解釈をしたまま恥ずかしい思いをするかもしれません。

そうならないように、この記事で千里の道も一歩からの意味に加えて、正しい使い方を例文も交えてわかりやすく解説しておりますので、最後まで読んでこれから活用できるようにしてくださいね!

ヒロト

イタリア語を話せるようになりたいけど、おぼえなきゃならないことがいっぱいだよ!!

コトハ

千里の道も一歩から」。少しずつ努力をしていくしかないわ。

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目次
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「千里の道も一歩から」の意味とは?わかりやすく解説

「千里の道も一歩から」とは、せんりのみちもいっぽからと読み、どんなに長い道のりでも、最初の一歩から始まるという意味があります。

千里の道も一歩からの意味を辞書で調べると、このように解説されております。

【千里の道も一歩からの意味】

  • 遠い旅路も第一歩から始まる。どんな大事業も手近なところから始まることのたとえ。

    千里の道も一歩より起こる。
goo辞書より引用

「千里の道も一歩から」の意味

「千里の道も一歩から」は、「どんなに長い道のりでも、最初の一歩から始まる」という意味のことわざです。
つまり、大きな目標や計画も、まずは小さな一歩を踏み出すことが大切であるということを示しています。

「千里」は非常に遠い距離を指し、「一歩」はほんの小さな歩みを意味します。
このことわざは、何か大きな目標を達成しようとする際、最初の一歩が非常に重要であることを教えてくれます。
どんなに遠く見える目標も、一つ一つの小さな行動が積み重なることで実現できるのです。
この教訓は、勉強や仕事、趣味など、さまざまな場面で活かされます。

ヒロト

「千里の道も一歩から」ってどんなことを意味するの?もう少し詳しく教えて!

コトハ

千里の道も一歩からとは、どんなに大きな目標や遠い道のりでも、小さな一歩を踏み出すことから始まるという意味のことわざです。

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「千里の道も一歩から」の語源や由来

千里の道も一歩からの語源や由来は以下のとおりです。

【千里の道も一歩からの語源や由来】

  • 元々は中国古典の名著『老子』に由来。
    『老子』とは老子という人物が書いたものとされていますが、実在した人物なのか疑われるほど、その経歴は多くの謎に包まれています。
    複数の思想家の言葉を集めたものともいわれています。その『老子』第64章に次のようにあります。

    「合抱之木、生於毫末、九層之臺、起於累土、千里之行、始於足下。」
  • (書き下し文)
    合抱(ごうほう)の木も毫末(ごうまつ)より生じ、九層の台も累土(るいど)より起こり、千里の行(こう)も足下(そっか)より始まる。
  • (現代語訳)
    一抱えもある大木も毛先ほどの芽から生まれ、大きな建物も土台を盛ることから始め、千里の道のりも足下の一歩から始まる。
Domaniより引用

「千里の道も一歩から」の語源・由来

「千里の道も一歩から」は、中国の古典『老子』に由来することわざです。
老子は古代中国の哲学者で、彼の思想をまとめた『道徳経』という書物の中にこの言葉が記されています。
原文では、「千里の行も足下より始まる」となっており、これが日本語に訳されて「千里の道も一歩から」として広まりました。
このことわざは、遠大な計画や夢を達成するためには、まず最初の一歩を踏み出すことが必要であるという意味を持っています。

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「千里の道も一歩から」の使い方を例文でわかりやすく解説

それでは、「千里の道も一歩から」の正しい使い方を具体的にイメージできるようわかりやすい例文をご紹介します。

ヒロト

千里の道も一歩からってどういう場面で使ったりするの?

コトハ

大きな目標に向かって頑張っている人に、小さな一歩を踏み出すことの大切さを伝える際に使われます。

千里の道も一歩から

「千里の道も一歩から」は以下のような場面でつかわれます。

千里の道も一歩からがよく使われる場面の一例
  • 目標に向かって頑張っている人に励ましの言葉をかける時。
  • 新しいことを始めようとしている人に背中を押す時。
  • 困難な状況を乗り越えようとしている人に勇気を与える時。
  • チームや組織で目標達成のために協力し合う時。
  • 自分自身を鼓舞したい時。

「千里の道も一歩から」を使う時は以下の点に注意しましょう。

使う時の注意点
  • 相手の状況を考慮する:相手がすでに十分に努力している場合、不要なプレッシャーを与えないように配慮しましょう。
  • 具体的な目標を設定する際に使用する:漠然とした目標ではなく、具体的なステップを意識させる場面で使うと効果的です。
  • 相手の気持ちに寄り添う:単なる励ましではなく、相手の気持ちを理解した上で使うと、より信頼を得られます。

千里の道も一歩からの例文①

この例文では、新しい言語を学ぶ友人に対して、最初の一歩を踏み出すことの重要性を伝えています。

ヒロト

今月から、新しくイタリア語を習い始めたんだ。女性名詞とか男性名詞とかよく理解できない!

コトハ

千里の道も一歩から」よ。まずは簡単な会話から始めてみたら。

ヒカル

語学学習は長い道のりであるため、まずは日常会話の練習から始めることが重要であることを示しています。

千里の道も一歩からの例文②

この例文では、スポーツを始めたばかりの人に対して、徐々に技術を磨いていくことを励ましています。

ヒロト

コトハも最近テニス始めたんだってね。

コトハ

そうなの。週1回テニススクールに行き始めたのよ。素敵なコーチから「千里の道も一歩からだよ。まずは基本のフォームをしっかり覚えよう」って言われれて、やる気倍増よ!!

ヒカル

「スポーツの基本技術を身につけるためには、最初の段階を丁寧に行うことが重要であることを伝えています。

千里の道も一歩からの例文③

この例文では、職場で新しいプロジェクトに取り組む際に、初めてのステップを大切にする姿勢を表現しています。

ヒロト

仕事でも、新プロジェクトが始まったんでしょ?

コトハ

先週、プロジェクト開始にあたり、課長が「千里の道も一歩から。小さなタスクから始めて、しっかりと積み上げていこう」とチームに指示を出して、みんなやる気になったわ。

ヒカル

大きなプロジェクトの成功には、最初の小さなタスクをしっかりとこなすことが鍵であることを示しています。

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「千里の道も一歩から」の言い換え表現を例文を使ってわかりやすく解説

「千里の道も一歩から」は、以下のような簡単な言葉に言い換えて表現することができます。

【千里の道も一歩からの言い換え表現】

始めることが大事

小さな一歩が大事


始めることが大事」の例文

「始めることが大事」は、どんなに大きなことも、まず始めることが重要であるという意味を持っています。
新しい挑戦や計画を前にして、最初の一歩を踏み出すことの価値を強調します。

ヒロト

気分転換に何か新しい趣味を始めてみようかと思っているんだ。

コトハ

新しい趣味を始めるには、何でも始めることが大事よ。まずは興味を持ったことを迷わず試してみましょう。

ヒカル

この言い換え表現は、「千里の道も一歩から」と似ていますが、より具体的に「始める」という行動に焦点を当てています。
新しいことを始める際に、「最初の一歩」を踏み出すことの重要性を直接的に伝える表現です。

小さな一歩が大事」の例文

小さな一歩が大事は、最初の一歩が大きな成果を生むための鍵であるという意味を持っています。
特に、大きな目標に対して、一歩ずつ進むことが成功に繋がることを示唆します。

ヒロト

プログラミングの勉強をしようかな?ゲーム開発なんかできるようになるといいな!

コトハ

大きな夢を実現するには、小さな一歩が大事よ。今日はその一歩を踏み出す日ね

ヒカル

「小さな一歩は大事」も「千里の道も一歩から」と同様に、小さな一歩の重要性を強調しています。具体的な行動を始める際に、初めの一歩がいかに重要かを示すために使われます。

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「千里の道も一歩から」の類義語

「千里の道も一歩から」の類義語には以下のような言葉があります。

【千里の道も一歩からの類義語】

  • 千里の行(こう)も足下(そっか)より始まる:遠い旅も、足元の小さな一歩から始まるという意味。
  • 高きに登るに卑(ひく)きよりす:高いところに登るためには、低いところから始めなければならないという意味。
  • ローマは一日にして成らず:大きなことは一朝一夕に成し遂げられるものではなく、時間をかけて少しずつ積み重ねていく必要があるという意味。
  • 雨垂(あまだれ)石を穿(うが)つ:弱い力でも、長い時間をかけて継続的に作用すれば、硬い石にも穴を開けることができるという意味。
Oggiより引用

千里の行(こう)も足下(そっか)より始まる」の例文

千里の行も足下より始まる(せんりのこうもそっかよりはじまる)は、「どんなに長い旅路も、自分の足元から始まる」という意味です。
大きな目標や計画は、まずは身近なところから始める必要があることを示しています。

ヒロト

新しい事業を始めるのに、大切なことはどんなこと?

コトハ

新しい事業を始めるには、まずは準備をしっかり整えることね。『千里の行も足下より始まる』という言葉通り、基礎を固めることが何より大切だと思う。

ヒカル

この言葉は、どんなに壮大な目標でも、目の前の一歩から始めることの重要性を強調しています。計画を実行に移す際の初めの段階で用いることができます。

高きに登るに卑(ひく)きよりす」の例文

高きに登るに卑きよりす(たかきにのぼるにひくきよりす)は、「高い場所に登るには、まず低いところから始める」という意味です。
大きな成果を得るためには、小さなことから始める必要があることを伝えています。

ヒロト

有名建築家Aさんの講演会、どうだった?

コトハ

素晴らしかったわ。彼は建築家になるという夢を持ち、『高きに登るに卑きよりす』という言葉を胸に、まずは現場での経験を積むことから始めたと熱く語っていたわ。

ヒカル

この表現は、大きな目標を達成するために必要な段階的な成長を示し、基礎からしっかりと始めることの重要性を強調しています。特に、キャリアの成長やスキルの習得において使われます。

「ローマは一日にして成らず」の例文

「ローマは一日にして成らず」は、「大きな事業は一朝一夕では成し遂げられない」という意味です。
成功や偉業には長い時間と努力が必要であることを示しています。

ヒロト

筋トレ始めたんだけど、なかなかマッチョにならないんだ。

コトハ

理想の体を作るのは、「ローマは一日にして成らず。」よ。継続的な運動と食事制限が大切なのよ。

ヒカル

この言葉は、長期的な努力が必要な目標に対して使われます。特に、時間をかけて取り組むことの重要性を教える際に有効です。

雨垂(あまだれ)石を穿(うが)つ」の例文

雨垂石を穿つ(あまだれいしをうがつ)は、「小さな力でも、長い時間をかけて続ければ大きな成果を上げることができる」という意味です。

ヒロト

最近、画家のCさん、個展を開くんだって?

コトハ

そうなの。彼女は毎日少しずつ絵を描き続け、『雨垂石を穿つ』のように、ついに個展を開くことができたのよ。

ヒカル

この表現は、継続的な努力の重要性を示し、時間をかけて少しずつ物事を進めることで、最終的な成功を手に入れることができる場面で使われます。

「千里の道も一歩から」の対義語

「千里の道も一歩から」は、大きな目標も小さなことから始めれば達成できるという前向きな言葉です。
そのため、厳密な対義語と言える言葉はありません。
しかし、この言葉とは反対の意味合いを持つ言葉として、以下のような言葉が考えられます。

【千里の道も一歩からのと反対の意味をもつことば】

一攫千金(いっかくせんきん): 一度に大きな利益を得ること。

棚から牡丹餅(たなからぼたもち):何の苦労もせずに、思わぬ幸運に恵まれること。

一攫千金」の例文

一攫千金(いっかくせんきん)は、「一度に大金を手に入れる」という意味です。
大きな成功を一瞬で得ることを望むことを表現しています。

ヒロト

コトハ、宝くじ当たった?

コトハ

いいえ。一攫千金を狙って宝くじを大量に買ったけど、残念ながら大きな当たりはなかった・・・。

ヒカル

この表現は、短期間で大きな成果を得ようとする行動を指します。
通常、大きなリスクを伴うことが多く、着実な努力を重ねる「千里の道も一歩から」とは対照的に、一瞬で成功を得ようとする場面で使われます。

棚から牡丹餅」の例文

棚から牡丹餅(たなからぼたもち)は、「思いがけない幸運が舞い込む」という意味です。
努力せずに幸運を得ることを指しています。

ヒロト

コトハ、なんだか嬉しそうだけど、いいことあった?

コトハ

そうなの。実は、棚から牡丹餅のように偶然立ち寄った店で、ずっと探していた絶版の本を見つけたのよ!

ヒカル

この表現は、特に努力や計画をせずに、幸運が訪れる場面を表します。「千里の道も一歩から」の着実な努力とは異なり、偶然の幸運に依存する状況で使われることが多く、運に任せた成功を示す表現です。

「千里の道も一歩から」の英語表現

「千里の道も一歩から」の英語表現は以下の通りです。

【千里の道も一歩からの英語】

  • a journey of a thousand miles begins with a single step:千里の道のりも、たった一歩から始まる。
  • Rome wasn't built in a day:ローマは一日にして成らず。
DMM英会話より引用

a journey of a thousand miles begins with a single step」の例文

この表現は、「千里の道も一歩から」の直訳に近いもので、大きな目標や計画も、まず最初の一歩を踏み出すことから始まるという意味です。
長い旅路や困難な挑戦でも、初めの一歩を大切にすることを教えています。

ヒロト

「千里の道も一歩から」を英語で表現した例文を教えて!

コトハ

"When starting your own business, remember that a journey of a thousand miles begins with a single step. Focus on the first task at hand."のように表現することができます。

日本語訳:自分のビジネスを始めるときは、千里の道も一歩からだということを忘れずに。まずは目の前のタスクに集中しよう。

ヒカル

この例文は、新しい挑戦を始める際の心構えとして、最初の一歩を大切にすることを示しています。大きな目標に圧倒されず、目の前の行動に集中する姿勢を伝えるときに用います。

Rome wasn't built in a day」の例文

「Rome wasn't built in a day」は、「ローマは一日にして成らず」という表現で、大きな成果や偉業は一夜にして達成できないことを意味します。
長期的な努力と忍耐が必要であることを示しています。

ヒロト

「千里の道も一歩から」を英語で表現した例文をもう一つ教えて!

コトハ

"He keeps reminding himself that Rome wasn't built in a day as he works tirelessly on his novel every night."のように表現することができます。

日本語訳:彼は毎晩小説に取り組みながら、『ローマは一日にして成らず』と自分に言い聞かせている。

ヒカル

この表現は、「大きなことは一朝一夕に成し遂げられるものではない」という意味で、「千里の道も一歩から」と同様に、努力の大切さを強調しています。
特に、目標達成には時間がかかることを示唆する際に用いられます。

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