事実無根(じじつむこん)とは、
事実に基づいていないさま。
事実であるという根拠がないさまを意味する四字熟語です。
この記事では、事実無根の意味や使い方、
例文などについてわかりやすく解説します。
事実無根の意味とは?
事実無根(じじつむこん):四字熟語
事実に基づいていないさま。
事実であるという根拠がないさま。
「事実」は、実際に起きたこと。
「根」は根拠、「無痕」は根拠がないこと。
・類義語:荒唐無稽 架空無稽
・対義語:証拠歴然
事実無根ってどんなことを意味するの?
「事実無根(じじつむこん)」とは、
簡単に言うと「事実に基づいていない」
という意味です。
具体的には、ある主張や情報が真実でない、
根拠がない、嘘であることを指します。
この言葉は、誰かが嘘を言ったり、
誤った情報を広めたりする状況でよく使われます。
例えば、誰かがあなたについて
悪い噂を流したとして、
その噂が全くのデタラメである場合、
「その噂は事実無根です」と言えます。
事実無根という言葉は、
法律やメディア、日常会話など
幅広い場面で使われます。
特に、ニュースやインターネット上で
広まる情報の中には、
真実ではないものも多く含まれています。
そのため、「事実無根」という表現は、
真実かどうかを見極めるために非常に重要です。
事実無根の使い方と例文
事実無根はどのように使うのか、使い方や例文をみてみましょう。
事実無根の使い方
「事実無根」は、全く根拠がない、
真実ではないと伝えるときに使います。
この言葉を使うことで、
その情報が全くの嘘であることを強調できます。
- ネット上で広まった噂を否定するとき。
- 友人からの誤解を解くとき。
- 仕事場での誤った情報を訂正するとき。
- ニュースや報道での虚偽情報を指摘するとき。
「事実無根」を使うときは、
相手に対して強い否定の意味を伝えることになります。
そのため、使う場面や相手の感情に
配慮することが大切です。
また、本当に根拠がないことを
確認した上で使うようにしましょう。
誤って使うと、逆に自分の信用を失うことになります。
事実無根は、「根拠がない」という意味なので、
単に嘘であるだけでなく、
故意に真実を歪曲している場合が
多いことを示す言葉です。
事実無根の例文
事実無根を使った例文をみてみましょう。
例文1:その噂は事実無根です。
・解説:ネット上で広まったデマや誤情報を
否定するときに使う例文です。
この表現で、
その噂が全くの嘘であることを強調できます。
例文2:彼が犯したと言われている罪は事実無根です。
・解説:犯罪を犯したという誤った情報を
否定するときに使います。
この表現で、その人が罪を犯していないことを強調します。
例文3:そのニュースは事実無根なので信じないでください。
・解説:ニュースや報道で流された
虚偽の情報を否定し、
人々にその情報を信じないよう
呼びかける際に使います。
例文4:その発言は事実無根だと証明されました。
・解説:発言が嘘であることが
確認された場合に使います。
この表現で、その発言が全くの
根拠がないことを伝えます。
事実無根は、真実の裏付けとなる証拠や根拠が
全くないことを表す四字熟語です。
使い方や例文を参考に、
正しく使って、真実を伝えましょう。
事実無根の類義語と対義語
事実無根の類義語や対義語をみてみましょう。
事実無根の類義語
事実無根という言葉と同じような意味を表す言葉があります。
・荒唐無稽(こうとうむけい):言うことや行動がでたらめで、
よりどころがないさま。
「荒唐」は、中身がなくでたらめなこと。
「無稽」は、根拠がなくでたらめ。
・架空無稽(かくうむけい):作りごとで、でたらめなこと。
何のよりどころもなく、ほらを吹くこと。
「架空」「無稽」ともに
何もよりどころのないことを意味する。
荒唐無稽(こうとうむけい)
「荒唐無稽」とは、話や考えが全く根拠がなく、
現実とかけ離れていることを意味します。
「事実無根」と似ていますが、
「荒唐無稽」はより奇想天外で、
現実味がないというニュアンスが強いです。
例えば、「彼の計画は荒唐無稽だ」というと、
その計画が全く現実的でないことを表します。
架空無稽(かくうむけい)
「架空無稽」は、架空の話であり、
全く根拠がないことを指します。
「架空」は存在しないことを意味し、
「無稽」は根拠がないことを意味します。
例えば、「その物語は架空無稽だ」というと、
その物語が全くの作り話で
根拠がないことを表します。
事実無根の対義語
事実無根とは反対の意味をもつ言葉があります。
・証拠歴然(しょうこれきぜん):事実であることを証明する材料が揃っていて、
明らかであるさま。
「証拠」は、事実を裏付ける上で
確実な証明になると判断される材料。
「歴然」は、事柄がはっきりしているさま。
証拠歴然(しょうこれきぜん)
「証拠歴然」とは、証拠が明らかで、
疑いの余地がないことを意味します。
「事実無根」が全く根拠がないことを表すのに対し、
「証拠歴然」は確かな証拠が存在し、
その事実が明らかであることを示します。
例えば、「その事件の犯人は証拠歴然だ」というと、
その事件の犯人が明確な証拠に基づいて
確定していることを表します。
事実無根の言い換え
事実無根を簡単な表現に言い換えるとどんな感じかな?
事実無根は簡単なことばで、
「嘘」「でたらめ」「根拠がない」
などと言い換えることができます。
事実無根を簡単な表現で言い換えた例文をみてみましょう。
事実無根の言い換え例文
事実無根を、「嘘」「でたらめ」「根拠がない」
などの簡単な表現で言い換えた例文を紹介します。
例文1:その話は全部嘘だよ。
解説:広めた噂話が全くの嘘であることを
伝える例文です。
「嘘」と言うことで、
その情報が真実ではないことを簡潔に表現しています。
例文2:その噂は完全にでたらめです。
解説:広まっている噂が全く根拠のないもの
であることを強調する例文です。
「でたらめ」という言葉を使うことで、
その情報が全く信じるに値しないものであることを伝えています。
例文3:その主張には根拠がないんだ。
解説:主張していることが全く根拠のないもの
であることを示す例文です。
「根拠がない」という表現を使うことで、
その主張が信頼できないことを伝えます。
事実無根の意味まとめ
「事実無根」は、全く根拠がなく、
真実ではないことを意味します。
この言葉は、嘘や誤った情報を否定するときに使います。
言葉の意味を正しく理解し、
適切に使って、真実を伝えましょう。
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