紆余曲折(うよきょくせつ)とは、
道や川などが曲がりくねること。
また、事情が込み入っていて
解決に手間取ることを意味する四字熟語です。
この記事では、紆余曲折の意味や使い方、
例文などについてわかりやすく解説します。
紆余曲折の意味とは?
紆余曲折(うよきょくせつ):四字熟語
道や川などが曲がりくねること。
また、事情が込み入っていて解決に手間取ること。
「紆余」は、道などが曲がりくねって
うねうねと続いているさま。
「曲折」は折れまがること。
転じて込み入った事情。
![](https://orvieto.jp/wp-content/uploads/2024/04/男性5_002-150x150.png)
「紆余曲折」ってどんなことを意味するの?
![](https://orvieto.jp/wp-content/uploads/2024/04/女性6_002-150x150.png)
「紆余曲折」は、道などが曲がりくねっている
様子を表す四字熟語です。
転じて、物事の経緯やいきさつなどが、
込み入った経過をたどることや、
さまざまな困難や障害を乗り越えて
ようやく目標を達成することなどを意味します。
![](https://orvieto.jp/wp-content/uploads/2024/04/attoraversiamo様【表情15点セット】4.jpg)
「紆余曲折」は単に道筋が複雑であることを表すだけでなく、
そこに様々な困難や障害が存在することをも示唆しています。
そのため、物事の達成までの道のりが
決して簡単ではないことを強調したい場合によく使われます。
例えば、「プロジェクトの立ち上げは紆余曲折があったが、
なんとか成功させることができた」のように、
目標達成までの道のりが
困難だったことを表現することができます。
また、「人生は紆余曲折するものだ」のように、
人生の複雑さや困難さを表現するのにもよく使われます。
紆余曲折の使い方と例文
「紆余曲折」はどのように使うのか、使い方や例文をみてみましょう。
紆余曲折の使い方
「紆余曲折」という言葉は、物事が順調に進まないで、
途中でいろいろな困難や変化がある状況を表現する時に使います。
計画や人生の道のりが予期せぬトラブルや変更によって
複雑になったりする様子を表すのに適しています。
- 新しいビジネスを始める際の困難や挑戦について話す時。
- 人間関係の問題や変化について説明する時。
- 学業やキャリアの途中での困難な経験を語る時。
- プロジェクトや計画が思い通りに進まない時。
- 人生の浮き沈みを振り返る時。
「紆余曲折」を使う際は、単に困難や障害を指すだけでなく、
その道のりが複雑で予測不能であることを
強調する意味があることを意識しましょう。
また、相手にとってあまりに大げさに感じられる場合や、
不適切な場面では使わないように注意が必要です。
![](https://orvieto.jp/wp-content/uploads/2024/04/attoraversiamo様【表情15点セット】4.jpg)
「紆余曲折」は、単に道筋が複雑であることを表すだけでなく、
そこに様々な困難や障害が存在することをも示唆しています。
そのため、物事の達成までの道のりが決して簡単ではないことを
強調したい場合によく使われます。
紆余曲折の例文
![](https://orvieto.jp/wp-content/uploads/2024/04/attoraversiamo様【表情15点セット】2.png)
「紆余曲折」をつかった例文をみてみましょう。
![](https://orvieto.jp/wp-content/uploads/2024/04/男性5_002-150x150.png)
例文1:新しいビジネスを立ち上げる際には、
紆余曲折がありましたが、ようやく成功にたどり着きました。
・解説:新しいビジネスを始める過程で、
多くの困難や予期せぬ問題があったが、
最終的には成功したことを表しています。
![](https://orvieto.jp/wp-content/uploads/2024/04/女性6_002-150x150.png)
例文2:彼の人生は紆余曲折に満ちており、
多くの試練を乗り越えて今の地位に達しました。
・解説:彼の人生が多くの困難や挑戦に満ちており、
それを乗り越えて現在の成功に至ったことを示しています。
![](https://orvieto.jp/wp-content/uploads/2024/04/男性5_002-150x150.png)
例文3:彼女との関係は紆余曲折があったが、
今ではお互いを理解し合えるようになりました。
・解説:彼女との関係が複雑で困難な時期を経て、
最終的にお互いを理解し合えるようになったことを表しています。
![](https://orvieto.jp/wp-content/uploads/2024/04/女性6_002-150x150.png)
例文4:留学中に紆余曲折があったけれど、
その経験が私を強くしました。
・解説:留学中に多くの困難や変化があったが、
それが自分を成長させ、
強くする助けとなったことを伝えています。
![](https://orvieto.jp/wp-content/uploads/2024/04/attoraversiamo様【表情15点セット】4.jpg)
このように、「紆余曲折」は、
様々な文章表現に活用できる便利な四字熟語です。
意味を理解し、正しく使うことで、
文章に深みと説得力を持たせることができます。
紆余曲折の類義語と対義語
![](https://orvieto.jp/wp-content/uploads/2024/04/attoraversiamo様【表情15点セット】2.png)
紆余曲折の類義語や対義語をみてみましょう。
紆余曲折の類義語
![](https://orvieto.jp/wp-content/uploads/2024/04/attoraversiamo様【表情15点セット】4.jpg)
紆余曲折という言葉と同じような意味を表す言葉があります。
曲折浮沈(きょくせつふちん)
「曲折浮沈」とは、物事が複雑に入り組んでおり、
浮き沈みが激しいことを表します。
「曲折」は道が曲がりくねっている様子を示し、
「浮沈」は浮いたり沈んだりすることを指します。
つまり、「曲折浮沈」は紆余曲折と同様に、
物事が順調に進まず、さまざまな困難や変化がある状況を示します。
違いとしては、「曲折浮沈」は特に浮き沈みの激しさを強調している点です。
複雑多岐(ふくざつたき)
「複雑多岐」とは、物事が非常に複雑で、
多くの方面にわたっていることを意味します。
「複雑」は入り組んでいることを示し、
「多岐」は多くの道や分野に広がっていることを指します。
このため、「複雑多岐」は、紆余曲折と同じように
物事が簡単に進まない状況を表しますが、
特にその複雑さと多様性に焦点を当てています。
紆余曲折が道のりの曲がりくねりや困難さを強調するのに対して、
複雑多岐はその広がりと多様性を強調しています。
![](https://orvieto.jp/wp-content/uploads/2024/04/男性5_002-150x150.png)
「曲折浮沈」、「複雑多岐」は、
「紆余曲折」と同じように物事が順調に進まないことを
意味しますが、
微妙なニュアンスの違いが感じられます。
紆余曲折の対義語
![](https://orvieto.jp/wp-content/uploads/2024/04/attoraversiamo様【表情15点セット】4.jpg)
紆余曲折とは反対の意味をもつ言葉があります。
順風満帆(じゅんぷうまんぱん)
「順風満帆」とは、風が順調に吹いて帆が満たされ、
船がスムーズに進む様子を意味します。
この表現は、物事が順調に進んでいる状態を示し、
困難や障害がなく、計画が思い通りに進むことを表現します。
紆余曲折が困難や変化に満ちた道のりを示すのに対し、
順風満帆は順調で問題のない状態を示します。
![](https://orvieto.jp/wp-content/uploads/2024/04/女性6_002-150x150.png)
例えば、仕事やプロジェクトが計画通りに進み、
何の問題もなく成功する様子を「順風満帆」と言います。
これに対し、「紆余曲折」は計画や人生が複雑で
困難な道のりを経て進む様子を示します。
このように、順風満帆は紆余曲折とは
対照的な意味を持つ言葉です。
紆余曲折の言い換え
![](https://orvieto.jp/wp-content/uploads/2024/04/男性5_002-150x150.png)
紆余曲折を簡単な表現に言い換えるとどんな感じかな?
![](https://orvieto.jp/wp-content/uploads/2024/04/女性6_002-150x150.png)
紆余曲折は簡単なことばで、
「いろいろな困難」「たくさんの問題」「曲がりくねった道」
などと言い換えることができます。
![](https://orvieto.jp/wp-content/uploads/2024/04/attoraversiamo様【表情15点セット】4.jpg)
紆余曲折を簡単な表現に言い換えた例文をみてみましょう。
紆余曲折の言い換え例文
紆余曲折を、「いろいろな困難」「たくさんの問題」「曲がりくねった道」
などの簡単な表現で言い換えた例文を紹介します。
- 例文:新しいビジネスを始めるには、
いろいろな困難がありましたが、最後には成功しました。
解説:この例文では「紆余曲折」を「いろいろな困難」
と言い換えています。
新しいビジネスを始める過程で多くの困難があったが、
それを乗り越えて成功したことを表しています。 - 例文:彼の人生にはたくさんの問題がありましたが、
それでも諦めずに頑張りました。
解説:この例文では「紆余曲折」を「たくさんの問題」
と言い換えています。
彼の人生が多くの問題に直面しながらも、
それを乗り越えて努力したことを示しています。 - 例文:プロジェクトの進行はまるで曲がりくねった道のようで、
予期せぬ障害がいくつもありました。
解説:この例文では「紆余曲折」を「曲がりくねった道」
と言い換えています。
プロジェクトの進行がスムーズではなく、
多くの予期せぬ障害があったことを比喩的に表現しています。
紆余曲折の意味まとめ
紆余曲折(うよきょくせつ」は、
物事が順調に進まず、
途中でいろいろな困難や変化があることを表します。
人生や仕事の道のりが曲がりくねったり、
上り下りがある様子を比喩的に描写しています。
新しいビジネスを始める際の挑戦や、
個人の人生の試練、
プロジェクトの進行中の予期せぬトラブルなど、
さまざまな場面で使われます。
この言葉の意味や使い方を理解し、
適切な場面で使えるようにしましょう。
コメント