公平無私(こうへいむし)とは?意味や使い方例文をわかりやすく解説

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「公平無私」とは、「一方に偏ることなく平等で、私心をもたないこと」という意味があります。

しかし、公平無私の意味がわかったところで、その正しい使い方やシチュエーションを理解しておかないと、間違った解釈をしたまま恥ずかしい思いをするかもしれません。

そうならないように、この記事で公平無私の意味に加えて、正しい使い方を例文も交えてわかりやすく解説しておりますので、最後まで読んでこれから活用できるようにしてくださいね!

ヒロト

誰にでも同じように接したいね。

コトハ

公平無私でね。

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目次
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「公平無私」の意味とは?わかりやすく解説

「公平無私」とは、こうへいむしと読み、一方に偏ることなく平等で、私心をもたないこと。という意味があります。

公平無私の意味を辞書で調べると、このように解説されております。

【公平無私の意味】

  • 一方に偏ることなく平等で、私心をもたないさま。

    「無私」は私心がないこと。
goo辞書より引用

「公平無私」の意味

公平無私(こうへいむし)とは、自分の利益や感情に左右されず、公平であることを指します。「無私」とは、私欲や個人的な感情を持たないことを意味しており、「公平無私」は誰に対しても公正で、偏りのない判断や行動をする状態を表す四字熟語です。

「公平無私」の意味の概要

この言葉は、物事を冷静に、かつ公正に判断できる人やその行為を称賛するときに使われます。特に、リーダーや裁判官、教師など、責任のある立場で正しい判断を求められる場面でよく用いられます。「公平無私」な人は、自分自身の利益や感情を優先せず、他人に対しても平等で誠実な姿勢を持ち続けます。

ヒロト

「公平無私」ってどんなことを意味するの?もう少し詳しく教えて!

コトハ

公平無私とは、誰かに特別に良くしたり悪くしたりせず、すべてのものに平等に接すること、また、そのような状態を表す言葉です。自分の感情や利益を一切挟まず、客観的な立場で判断することを意味します。

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「公平無私」の語源や由来

公平無私の語源や由来は以下のとおりです。

【公平無私の語源や由来】

  • 出典は『韓詩外伝(かんしがいでん) 七』からです。『韓詩外伝』は中国、漢の時代(紀元前208年から紀元8年、年から220年)の韓嬰(かんえい)が『詩経(しきょう)』解説書のことで、全10巻で構成されています。

    公平無私は、「中国の古代の高官である祁黄羊(ぎおうよう)が、重要な職にはその人が適任と思われれば、自分の仇(かたき)や身内であっても任命し、周囲の者の批判をも恐れなかった」という説話の部分で登場します。
スッキリより引用

「公平無私」の語源や由来

「公平無私」という言葉の語源や由来は、古代中国の説話に基づいています。出典は『韓詩外伝(かんしがいでん)』という書物で、この書は中国、漢の時代(紀元前208年~紀元8年)の韓嬰(かんえい)が『詩経(しきょう)』を解説したものです。この全10巻からなる書物の中で、「公平無私」という考え方が紹介されています。

この言葉の背景にある有名なエピソードは、古代中国の高官であった祁黄羊(ぎおうよう)の話です。祁黄羊は、国の重要な職務に適任者を推薦する立場にありました。その際、彼は自分の仇(かたき)や身内であっても、その人が職にふさわしいと判断すれば躊躇なく推薦しました。彼は周囲からの批判や誤解を恐れず、ただ公正さだけを基準にして行動したのです。このエピソードは、個人的な感情や利害関係を一切排除し、誰に対しても公平であることの重要性を示しています。

「公平無私」という言葉は、祁黄羊のように私心を持たず、公正な判断をする姿勢から生まれたものです。この考え方は、現代でも仕事や人間関係で信頼を築くために大切なものとして広く認識されています。

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「公平無私」の使い方を例文でわかりやすく解説

それでは、「公平無私」の正しい使い方を具体的にイメージできるようわかりやすい例文をご紹介します。

ヒロト

公平無私ってどういう場面で使ったりするの?

コトハ

「公平無私」という言葉は、会社のリーダーが部下を評価する場面や、審判が試合を公正に裁く場面などでよく使われます。また、家庭内でも、親が兄弟間で平等に扱う姿勢を表現する際にも使用されることがあります。この言葉は、信頼される人の特長を強調する際に便利な表現です。

「公平無私」という言葉は、次のような場面でよく使われます。

公平無私がよく使われる場面の一例
  • 会社でリーダーや上司が部下を評価する際に、私情を挟まず公正に判断する場面。
  • スポーツや試合の審判が、公平に試合を進行する場面。
  • 学校の先生が、生徒全員を平等に扱い、特定の生徒だけを優遇しない場面。
  • 政治家や公務員が、個人の利益を考えず、国民全体のために行動する場面。
  • 家庭で、親が兄弟や姉妹に対して平等に接し、どちらか一方だけを特別扱いしない場面。

「公平無私」を使う時は、以下の点に注意しましょう。

使う時の注意点
  • 「公平無私」は、人を称賛する際に使う言葉なので、自分自身に使うのは適しません。
  • 「公平無私」を使う場面では、相手が感情に流されず公正であることを強調するため、相手の行動や態度が公正であるかどうかをよく考えた上で使いましょう。
  • この言葉は少しフォーマルな表現なので、カジュアルな会話にはあまり向きません。フォーマルな場や文章で使う方が適切です。

公平無私の例文①

この例文では、社員を評価する場面で「公平無私」の態度を示しています。上司が個人的な感情を持ち込まず、社員全員を公正に評価していることを表現しています。

ヒロト

彼は、誰に対しても公平無私な態度で、社員全員を公正に評価している。

コトハ

彼は誰に対しても平等ね。

ヒカル

この例文は、リーダーや上司が部下を評価する際に、自分の好き嫌いや感情を挟まずに、全員に平等な評価を与える姿勢を表しています。

公平無私の例文②

この例文は、試合の審判が感情や個人的な関係に左右されず、公正な判断を下していることを表しています。

ヒロト

審判は、どんな状況でも公平無私な判断を下し、選手たちから信頼されている。

コトハ

審判は公平でないとね。

ヒカル

スポーツの試合では、審判の公平な判断が重要です。この例文は、審判が私情に影響されることなく、常に公正な判断をしている様子を描いています。

公平無私の例文③

この例文では、親が兄弟や姉妹に対して公平な態度を保ち、どちらかを特別扱いしない姿勢を表しています。

ヒロト

母は、兄と私を公平無私に扱い、どちらか一方だけを特別扱いすることは決してない。

コトハ

親にとって子どもみんな、同じようにかわいいのよね。

ヒカル

家庭内での公平さを示すこの例文では、親が子どもたちを平等に扱い、どちらかに偏った扱いをしない様子を表現しています。親が「公平無私」であることは、子どもたちにとって信頼のある環境を提供する重要な要素です。

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「公平無私」の言い換え表現を例文を使ってわかりやすく解説

「公平無私」という表現は、日常生活でも似たような意味を持つ簡単な言葉に言い換えることができます。ここでは、言い換え表現として「公正」と「平等」を紹介します。

【公平無私の言い換え表現】

公正(こうせい):公平で偏っていないこと。また、そのさま。

平等(びょうどう):かたよりや差別がなく、みな等しいこと。また、そのさま。

「公正」の例文

「公正」とは、誰に対しても偏らず、正しい判断や行動を取ることを指します。「公平無私」と似た意味を持ちますが、「公正」はよりシンプルで、日常的に使いやすい言葉です。特に、人を評価したり、ルールを守る場面で使われることが多いです。

ヒロト

彼は、いつも公正な判断をするので、みんなから信頼されている。

コトハ

そうね彼は誰に対しても偏ることなく接してくれるわね。

ヒカル

この例文では、誰に対しても偏りなく、正しい判断をする人の様子が描かれています。「公平無私」と同じように、個人的な感情や利害に左右されないことを表現していますが、「公正」はより日常的な言葉で、カジュアルな場面でも使えます。

「平等」の例文

「平等」とは、全ての人や物事を同じように扱い、特定の人だけを特別扱いしないことを指します。「公平無私」と似ていますが、「平等」は特に、同じ条件や機会を提供することに焦点を当てている言葉です。学校や職場、家庭でよく使われます。

ヒロト

先生は、全ての生徒に対して平等に接している。

コトハ

同じように扱わないと不満が出るものね。

ヒカル

この例文では、教師が全ての生徒を同じように扱い、特定の生徒だけを優遇しないことを表しています。「公平無私」との違いは、「平等」は特に誰に対しても同じように接することを強調している点です。公平無私が個人的な感情を排除することに重点を置くのに対して、「平等」は扱いそのものが平等であることに焦点があります。

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「公平無私」の類義語

「公平無私」の類義語を辞書で調べると以下の通りです。

【公平無私の類義語】

  • 公明正大 こうめいせいだい):私心をさしはさまず、公正に事を行うこと。また、そのさま。
  •  無私無偏 むしむへん):個人的な利益や名誉を優先せず、公平に判断・行動するさま。
goo辞書より引用

「公明正大 」の例文

公明正大(こうめいせいだい)は、行動が正しく堂々としていることを意味します。これは、私情を挟まず、公正で透明な態度を持っていることを強調する四字熟語です。特に、リーダーや責任ある立場の人が、正義感を持って行動している場面で使われます。

ヒロト

彼の公明正大な態度は、社員全員から信頼されている。

コトハ

彼は正義感が強くて好感がもてるわ。

ヒカル

この例文では、会社のリーダーが、誰に対しても公正であり、私情を挟まずに堂々と行動している様子が描かれています。「公明正大」は、透明で公正な判断をする人を称賛する際に使う言葉で、特にリーダーシップの場面でよく用いられます。「公平無私」と似ていますが、「公明正大」は、特に行動や判断が正しく堂々としていることを強調しています。

「無私無偏」の例文

無私無偏(むしむへん)は、私利私欲を持たず、偏りのないことを意味します。これは、誰に対しても平等に接し、個人的な感情や利益に影響されない状態を表す四字熟語です。特に、冷静で客観的な判断が必要な場面でよく使われます。

ヒロト

裁判官は、無私無偏な態度で判決を下した。

コトハ

裁判官はどんな時でも公平でないとね。

ヒカル

この例文では、裁判官が個人的な感情や利害関係に影響されず、冷静かつ公正な態度で判決を下したことを表現しています。「無私無偏」は、誰にも偏らない公平さを強調しており、特に公平性が重視される場面でよく使われます。「公平無私」と同様に、私心を持たず公正であることを表していますが、「無私無偏」は偏りのない冷静な判断を特に強調する表現です。

「公平無私」の対義語

「公平無私」には明確な対義語はありませんが、反対の意味を持つ言葉として「依怙贔屓(えこひいき)」があります。これは、公平さに欠け、特定の人や物を特別に扱ったり、個人的な感情や利害で判断することを意味します。

【公平無私と反対の意味をもつ言葉】

  • 依怙贔屓(えこひいき):特に一方に心をかたむけ公平でないこと。また、好きなほうにだけ心を寄せ、肩入れすること。
スッキリより引用

依怙贔屓」の例文

依怙贔屓(えこひいき)とは、特定の人にだけ特別な扱いをし、不公平な態度を取ることを指します。例えば、上司が特定の社員だけを優遇したり、親が子どものうち一人だけを特別にかわいがることなどがこの言葉に当てはまります。

ヒロト

上司が特定の社員にだけ依怙贔屓しているせいで、他の社員たちはやる気をなくしている。

コトハ

特定の人だけ優遇するなんて許せない!

ヒカル

この例文では、上司が一部の社員だけを優遇しているため、他の社員が不満を感じている様子を表現しています。「依怙贔屓」は、組織やグループの中で公平性が欠けている状況を指す言葉で、特に職場や学校などで使われます。公平無私と比べると、依怙贔屓は私情を優先し、結果として不公平な扱いを生む行動を示します。

「公平無私」の英語表現

「公平無私」の英語表現を辞書で調べると以下の通りです。

【公平無私の英語】

  • fair and disinterested:公平で私心がない。
  • without bias and without favor:偏見なく、誰かに特別に良くしたり悪くしたりしない。
weblio辞書より引用

「fair and disinterested」の例文

「fair and disinterested」は、「公平で、個人的な感情や利害に左右されない」という意味です。「fair」は「公正な」を意味し、「disinterested」は「私情を持たない」「無関心」という意味で使われます。つまり、この表現は、誰にも偏らずに判断することを示しています。

ヒロト

「公平無私」を英語で表現した例文を教えて!

コトハ

"The judge was fair and disinterested, making a decision based solely on the evidence presented."のように表現することができます。

日本語訳:その裁判官は公平無私であり、提示された証拠のみに基づいて判断を下した。

ヒカル

この例文では、裁判官が個人的な感情や利害に影響されず、証拠に基づいて冷静に判断を下した様子を表しています。「fair and disinterested」は、特に裁判や試合など、公正な判断が必要な場面で使われます。「公平無私」と同様に、公平さと私心のなさを強調しています。

「without bias and without favor」の例文

「without bias and without favor」は、「偏見やひいきがなく」という意味です。「bias」は「偏見」、「favor」は「ひいき」を指します。この表現は、誰に対しても平等に接し、特定の人やグループを特別扱いしないことを強調します。

ヒロト

「公平無私」を英語で表現した例文をもう一つ教えて!

コトハ

"The teacher treated all students without bias and without favor, ensuring everyone had an equal chance."のように表現することができます。

日本語訳:その先生は全ての生徒に偏見やひいきなく接し、全員に平等なチャンスを与えていた。

ヒカル

この例文では、先生が全ての生徒を平等に扱い、特定の生徒だけを優遇したりしなかったことを表現しています。「without bias and without favor」は、偏見やひいきがないことを強調するため、学校や職場などで特に使われます。「公平無私」と同様に、公平さと無私の精神を伝える表現です。

「fair and disinterested」は、公正であることと私情を持たない態度を指し、特に決断や判断を下す場面でよく使われます。「without bias and without favor」は、特定の人を特別扱いせず、平等に接することを強調し、対人関係や教育などの場面で多く使われます。どちらも「公平無私」の概念を伝えるのに適した表現です。

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